岩本内科院では肝臓癌の治療に、独自の療法、門脈動脈同時塞栓療法を用い、素晴らしい治療成績をあげています。当院での肝癌の治療についてご紹介します。



肝臓がん治療。門脈・動脈・同時塞栓術では、その治療成果が国際的に高い評価を受けています。

当院での肝臓癌の治療について

門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy, AS)クリックで拡大画像

左図:
門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy, AS)


門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy, AS)とは

肝癌は、肝動脈で栄養されて、流れてきた血液はドレナージ血管を経て、門脈に流れて行きます。(上図:肝癌の血行動態)

それで、従来の肝動脈のみ塞栓する治療(TACE)では門脈血が逆流してきたり、肝ガンが小さいうちは、門脈域が 残っていたりしますので、なかなか肝癌を完全に殺すことが難しいのです。

それで、肝癌の血行動態を利用して、できるかぎり末梢の肝癌の栄養動脈と門脈を同時に塞栓しようとするのが 当院の治療「門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy, AS)」です。
結果的に、がんとその末梢の肝組織は、完全に血流が遮断され、壊死して ちょうど、外科手術で血管に沿って切除したあとのようになります。

肝癌は1cmでも、10%位に門脈に沿った転移巣がありますので 岩本内科院の治療は、理想的な治療で、外科の先生方もできない、亜亜区域や 亜亜亜区域レベルで治療しますので、肝機能が悪いひとでも治療できます。

治療成績は、アメリカの癌雑誌「Cancer」でも報告しましたが、
2cm以下だと91%, 3cm以下でも90%の肝癌が完全に壊死し、 全体でも86%の完全壊死でしたし ステージⅠ、ステージⅡの5年生存率、10年生存率は、それぞれ 74%、54%と66%、30%で有意差はありませんでした。

肝臓癌についての論文がCancerで紹介されました
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治療の説明

肝のS5に典型的な肝癌があります。
1.6Frの最も細いマイクロカテーテルを抹消の栄養動脈に進め、Sub-Segmental CTAで領域を確認します。
次に油性造影剤(リピオドール)とエピルビシンの懸濁液を門脈が充分に出るまで流し、1mm角のスポンゼル細片で栄養動脈を完全に塞栓します。
結果、ガンとその領域の肝の実質が壊死に陥り、ちょうど外科の先生の切除の後のようになります。

日本肝癌研究会の大規模な、データーによりますと、外科切除の ステージⅠ,Ⅱの5年生存率、10年生存率は、67%、25% ですので、当院での治療の素晴らしさが、お分かりだと思います。

副作用は、一般的なTACE(肝動脈塞栓術)と同じですし、痛み、発熱も許容範囲で 問題ありません。
肝癌患者さんは、最初の治療と考えて欲しいと思います。

でも、重いプロテクターを着て、1番細いマイクロカテーテルを使用して 保険適用のないアンギオCTを駆使して、2~5時間手術するのは 本当に大変なんですよ!!!

アンギオCTによる肝臓癌の診断についてはこちら


Angio-CTでの治療のようすクリックで拡大画像



左図:
Angio-CTでの治療のようす