今回は、自己免疫性肝炎、PBC、PSC、IPH等について、ご紹介します。



肝臓がん治療。門脈・動脈・同時塞栓術では、その治療成果が国際的に高い評価を受けています。

自己免疫性肝炎・PBC・PSC・IPH等について

肝臓病についてお話してご説明して参りましたが、 それ以外の自己免疫性肝炎、PBC、PSC、IPH等について引き続き、お話したいと思います。

人の身体は、免疫力があり、体内に入った細菌やウィルス、 また、体内で発生したガン細胞などの異物から身を守る力を持っています。
(本来生まれながらにして人間が持っている、自分で自分を守る力のことを言います)

例えば、ウィルスが身体の中に入って来ると、リンパ球がそれを異物と認識し、 r-グロブリンが作られ、ウィルスを動けなくし、そうじ屋細胞が食べてしまいます。

この力が、自分の臓器をやっつけてしまう病気があります。 これを『自己免疫性疾患』と言います。

代表的なのは、関節リウマチや全身性エリテマトーデス (SLE) を代表とする、膠原病です。

そう言うことが、
・肝細胞に向けておこると、「自己免疫性肝炎」となり、
・末梢の胆管でおこると、「PBC(原発性胆汁性肝硬変)」、
・胆管の太いところにおこると、「PSC(原発性硬化性胆管炎)」
・門脈でおこると、「IPH(特発性門脈圧亢進症)」
となります。

■ 自己免疫性肝炎

ひどい肝炎をおこしたり、慢性化して肝硬変になったりします。
治療は、ステロイドというお薬を使います。
ステロイドは、副作用が多いのですが、医師の指示の通りに飲まないといけないお薬です。

■ PBC(原発性胆汁性肝硬変)

肝内の胆管が徐々に消えていき、肝硬変になる病気です。
抗ミトコンドリア抗体というものが診断の助けになります。
※ただ最近、無症候性のPBCの患者さんが多く、長い間、変化がありません。

■ PSC(原発性硬化性胆管炎)やIPH(特発性門脈圧亢進症)

厄介な病気ですが、幸いにとても少ない病気です。

一般に肝臓病は、男性に多いのですが、自己免疫性疾患は、女性に多い傾向があります。