肝硬変とはいったいどのような状態なのか、またその治療法についてご紹介します。



肝臓がん治療。門脈・動脈・同時塞栓術では、その治療成果が国際的に高い評価を受けています。

肝硬変について

慢性肝炎の自然経過クリックで拡大画像

左図:
慢性肝炎の自然経過


肝硬変とは、慢性肝炎が進み、肝臓の細胞が、線維という組織に置き換わり、 肝臓が小さくなり硬くなった状態を肝硬変と言います。
再生結節という線維に囲まれた結節がたくさん出来ます。

日本には約40万人の肝硬変患者がいるとされ、ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、アルコール性肝障害、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、ヘモクロマトーシス、自己免疫性肝炎などのあらゆる慢性肝疾患が原因となり、これらの慢性肝炎が進行した最終像なのです。
C型肝炎について詳しくはこちら
B型肝炎について詳しくはこちら

肝臓の能力が残っている間を代償期(症状が出ない間)、 肝臓の能力がなくなって、黄疸、腹水が出る状態を非代償期(症状が出る)と言います。

肝硬変になると、肝臓の能力は低下し、門脈圧は高くなり、肝癌になるリスクが大きくなりますし、 肝臓の能力が落ちますので、肝不全で死に至る可能性が増えます。

また、肝硬変になると門脈圧亢進症(門脈血流は肝臓に流れにくくなり門脈圧は高くなります)がおこりますので、 脾臓が大きくなり血中のアルブミン低下と一緒になって腹水が溜まりやすくなり、 肝臓を通らない血管が出来てしまします(副側路)
副側路の代表が、食道静脈瘤です。
食道静脈瘤が破裂すると、大出血するリスクが高くなり、死に至ることもあります。

また、肝性脳症という状態にもなりやすく、多くはアンモニアが溜まり、意識が悪くなり、 ひどくなると肝性昏睡となり死に至ります。

治療は、原因となった肝炎を治すことですが、非代償期肝硬変になると、それも難しくなり 対症療法になり、ついには、移植となることもあります。

肝硬変にならないようにするためには、日々の生活習慣を見直したり、禁酒や、インターフェロン治療など 慢性化する肝臓病は、早いうちに治さないといけません。