絶対にあきらめない
カテーテルを用いたアンギオ治療で進行がんを治療します。
当院で対応するがん
肝臓がん、肝内胆管がん、様々ながん(大腸がん、乳がん、胆管がん、膵臓がん、卵巣がん、肺がんなど)の肝臓への転移および肺転移、骨転移など
※ 治療は保険診療で行えます。
当院で行う血管内治療の一覧
肝臓がん(肝細胞がん)
岩本内科はカテーテルを用いた二つのアンギオ治療を中心に肝臓がんを治療します。
門脈動脈同時塞栓療法
一般的に切除ができない進行した肝臓がんに対して行われる治療です。
岩本内科医院では、その肝動脈化学塞栓療法の質を極めて高めた門脈動脈塞栓療法を行っております。
肝動注化学療法について
カテーテルを肝動脈に埋め込み、持続的かつ直接、抗がん剤を肝臓内のがんへ送り届ける手法です。比較的難易度が高い技術のため、限られた施設でしか実施されない治療です。
転移性肝がん、その他転移
肝臓は人間の身体で最も重い臓器であり、また沢山の血流が入る臓器でもあります。がん診療においては、肝臓は最も転移しやすい臓器の一つでもあります。
肝臓への転移の例
たとえば、最初に血流で転移する場合は以下のがんなどが肝臓に数多く転移します。
- 大腸がん
- 膵臓がん
その他、
- 乳がん
- 卵巣がん
- 食道がん
- 肺がん
など多くのがん種が、肝臓に転移する事が多くあります。
症例1(大腸がん肝転移)
全身化学療法が効かなくなり、当院に来院された大腸がん肝転移の患者様の症例。矢印部分の腫瘍が動注化学療法により縮小。切除可能となり、切除することができた。
治療前
2ヶ月後
大腸がん肝転移のカテーテル留置画像
肝臓の血管造影検査を行うと、癌が図のように染まります。これは全ての癌は動脈から栄養されているためです。
その動脈にカテーテルを留置することで、いつでも直接抗がん剤を癌に送り届ける仕組みを作ります。これをリザーバー留置術と呼びます。
症例2(乳がん肝転移)
全身化学療法が効かなくなり、当院に来院された乳がん肝転移の患者様の症例。
動注化学療法により矢印で示す癌は全て縮小がみられた。
治療前
8ヶ月後
当院での治療方針
標準治療では転移をきたしたがんは、全身の抗がん剤治療を受けるのが一般的であり、岩本内科医院でも全身の抗がん剤治療をお受けすることをお勧めしております。
しかし、実際のがん治療においては全身の抗がん剤治療効果が効かなくなってくる場合も少なからずあるのです。
肝臓に転移があり病変が進行すると肝不全に陥り、命に関わる状態になります。肝臓の病変の制御は非常に重要と言えます。
岩本内科では肝臓の病変の制御を目的に、全身化学療法が効かないと判断された進行がんを患っている患者様にカテーテルを用いた治療を積極的に行っております。
残念ながら全てのがんが制御できるということはありません。
しかし、少なからず全身の抗がん剤治療が効かなかったケースでもカテーテル治療で制御される事を経験します。