こんばんは。
今、神戸へ来ております。
第16回「肝血流動態イメージ研究会」で
「門脈・動脈同時塞栓療法」を発表してきました。
ちょっと疲れて、
今日泊まるホテルの11階から神戸の夕日を見ながら
これを書いております。
昨日、「早期肝ガンについて」のお話致しましたが、
このシンポジュウムでは
肝細胞癌の多段階発癌を取り上げており、
日常の肝癌診療において、
慢性肝炎・肝硬変、前癌病変、早期肝癌、進行肝癌の
個別化診断がどこまで可能になってきたのか、
多方面からの最前線の話を伺い、活発に討論される研究会になります。
今回、私の行っております治療法での
早期肝ガンについて、日々の診療経緯などを紹介してきます。
24.門脈動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy:AS)の
すばらしい成果について (プログラム:47ページ参照)発表してきます。
学会発表は、ほぼ大学病院の先生方ばかりです。
私のような地方の開業医が、
発表することはめずらしいことなのですが、
出来る限り、公の場所で発表するようにしております。
臨床医として、日々の診療や手術をしながら
学会発表や執筆活動をすることは大変なことですが、
今まで患者さん達を最初から最後まで診てきた私が、
こういう場に出て発表することは
すごく大事なことだと思っております。
大学病院などの後ろ盾もなく、
今の日本の医療界の大きな壁を壊すことは難しいですが、
他の先生達に負けないよう、頑張って討論してきます。
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月別 アーカイブ: 2010年1月
「新鮮アジの団子チャンコ鍋」
こんにちは。
北九州も3日前は暖かく昼はポカポカ陽気でしたが、
一転、急に寒さが戻ってきましたね。
こういう時はあったか鍋に限りますね。
今日は私の料理レシピ、冬のあったか「ヘルシー鍋」の中から
新鮮なアジを使った鍋をご紹介いたします。
★ガンチャン先生料理レシピ その一
「新鮮アジの団子チャンコ鍋」
材料
<鍋具材>
・新鮮アジ 3枚におろしたもの
・鶏肉
・豚バラ肉 (豚ロースしゃぶしゃぶ用でも可)
・季節の野菜
キャベツ (白菜でも可ですがこの鍋の時はキャベツがおいしいです)
ニラ
白ねぎ
春菊
・しいたけ (えのき、しめじ、まいたけなどお好みで)
・豆腐
・季節のかんきつ類
<アジ団子>
・きざみ小ねぎ 多め
・しょうが すりおろし
・卵の白身 1個分
・片栗粉
・塩
<雑炊用>
・ごはん
・卵2個(お好みで)アジ団子であまった黄身も使ってあげて下さい。
・きざみ小ねぎ
・塩
1.近くの市場に行き、魚屋さんで新鮮なアジを購入、3枚におろします。
ちなみに私は小倉北区の黄金町商店街(市場)の
尾崎鮮魚店さんにいつもお世話になっております。
もともとアジは安いので3枚におろしてと言うと嫌顔をされますが
私はそういうお店には行かないようにしております(笑)
魚が新鮮で裁き方など丁寧ですので
私のおすすめの店の一つです。
2.3枚におろしたアジをたたいて小さくします。
ボールにきざみ小ネギ、おろししょうが、塩、卵の白身を入れて
しっかりと手で練ります。その後、片栗粉を入れて固さを整えます。
3.季節の野菜を切る
季節の野菜は黄金町市場の安部商店様にお世話になっております。
(★ポイント:ちなみに私はキャベツ、ニラは必ず入れますが、
包丁を使わないで鍋に入れる前に手でちぎります。)
4.鍋に水、たっぷりの昆布を入れ、だしを取ります。
(★ポイント:水から昆布を入れ沸騰する前に
昆布を取りあげるのがポイントです)
5.沸騰したら鶏肉を入れ、アジ団子を大スプーンで整えながら入れます。
(★ポイント:スプーンをだしであたためてあげるとくっつかなくて、
うまくいきます)
6.あくをこまめに取り、季節の野菜、豆腐、豚バラ肉を入れ、
火が通ったら完成です。
(★ポイント:ポン酢は市販のお気に入りで良いのですが、
季節のかんきつ類をしぼると香りが良く引き立ちます。
今はだいだいがおすすめです。)
7.最後においしい雑炊の作り方
残った具材をきれいに取り除き、ごはんを入れます。
(★ポイント:ごはんをかきまぜ過ぎないようにしましょう)
塩(適量)を入れます。
(★ポイント塩は料理の基本ですから自分のこだわりを持ちましょう
ちなみに私は「伯方の塩」が好きです。
既にだしが出ているので塩の入れすぎに注意!!)
沸騰してきたら溶き卵をかけ回し、火を止め鍋にふたをして、
60秒数えます。(出来たら家族みんなで数えて下さい、1・2・3・)
60秒経ったらふたをとり、きざみ小ネギをたっぷりと入れ、取り分けます。
味が足らないと思ったら、使い残しのポン酢をお好みでかけて
見てください。手作りつけもの、昆布の佃煮があると最高です。
後日、おいしい手作り昆布の佃煮の作り方をお教えしますので
だしを取った昆布はラップして冷凍庫に保存しておいて下さい。
*これは昔、別府にあった「チャンコ吉葉(よしば)」のメニューを
ガンちゃん先生がアレンジしたものになります。
また、鯵(アジ)はDHAやEPA、カルシウムなどを
多く含んでおります。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)とは? 脳を活性化する成分
・EPA(エイコサペンタエン酸)とは?
血液をサラサラにして血栓が出来るのを防いだり、
血液中のコレストロールを減らして動脈硬化を予防する働きがあります。
(高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防にGoodです)
新鮮アジですので臭みもなく団子はふわふわですごくおいしいです。
価格も安く、家計にもやさしい素材と言えます。
締めの雑炊もそれぞれの素材からだしが出ており最高です!!
是非、一度ご家庭で作られてみて下さい。
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一転、急に寒さが戻ってきましたね。
こういう時はあったか鍋に限りますね。
今日は私の料理レシピ、冬のあったか「ヘルシー鍋」の中から
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★ガンチャン先生料理レシピ その一
「新鮮アジの団子チャンコ鍋」
材料
<鍋具材>
・新鮮アジ 3枚におろしたもの
・鶏肉
・豚バラ肉 (豚ロースしゃぶしゃぶ用でも可)
・季節の野菜
キャベツ (白菜でも可ですがこの鍋の時はキャベツがおいしいです)
ニラ
白ねぎ
春菊
・しいたけ (えのき、しめじ、まいたけなどお好みで)
・豆腐
・季節のかんきつ類
<アジ団子>
・きざみ小ねぎ 多め
・しょうが すりおろし
・卵の白身 1個分
・片栗粉
・塩
<雑炊用>
・ごはん
・卵2個(お好みで)アジ団子であまった黄身も使ってあげて下さい。
・きざみ小ねぎ
・塩
1.近くの市場に行き、魚屋さんで新鮮なアジを購入、3枚におろします。
ちなみに私は小倉北区の黄金町商店街(市場)の
尾崎鮮魚店さんにいつもお世話になっております。
もともとアジは安いので3枚におろしてと言うと嫌顔をされますが
私はそういうお店には行かないようにしております(笑)
魚が新鮮で裁き方など丁寧ですので
私のおすすめの店の一つです。
2.3枚におろしたアジをたたいて小さくします。
ボールにきざみ小ネギ、おろししょうが、塩、卵の白身を入れて
しっかりと手で練ります。その後、片栗粉を入れて固さを整えます。
3.季節の野菜を切る
季節の野菜は黄金町市場の安部商店様にお世話になっております。
(★ポイント:ちなみに私はキャベツ、ニラは必ず入れますが、
包丁を使わないで鍋に入れる前に手でちぎります。)
4.鍋に水、たっぷりの昆布を入れ、だしを取ります。
(★ポイント:水から昆布を入れ沸騰する前に
昆布を取りあげるのがポイントです)
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(★ポイント:スプーンをだしであたためてあげるとくっつかなくて、
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火が通ったら完成です。
(★ポイント:ポン酢は市販のお気に入りで良いのですが、
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7.最後においしい雑炊の作り方
残った具材をきれいに取り除き、ごはんを入れます。
(★ポイント:ごはんをかきまぜ過ぎないようにしましょう)
塩(適量)を入れます。
(★ポイント塩は料理の基本ですから自分のこだわりを持ちましょう
ちなみに私は「伯方の塩」が好きです。
既にだしが出ているので塩の入れすぎに注意!!)
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・EPA(エイコサペンタエン酸)とは?
血液をサラサラにして血栓が出来るのを防いだり、
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(高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防にGoodです)
新鮮アジですので臭みもなく団子はふわふわですごくおいしいです。
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ご参考になれば・・・
こんばんわ。岩本です。
前回「肝臓ガンについて-2」にて
私の治療法、「門脈・動脈同時塞栓療法」についてご紹介をいたしましたが、
詳しくは「Cancer」という
アメリカの学会誌に掲載されることが決まっておりますが
どうしても英語が苦手と言う方のために、
昨年10月にエーザイ株式会社発行の
医療機関向け雑誌「CLINICIAN(クリニシアン)」に
私の治療法が掲載されておりますので
良かったらこちらをご覧下さい。(もちろん日本語版です)
■肝細胞癌治療における門脈・動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy:AS)の成果について
(エーザイ CLINICIAN 2009年9・10月号 No.582 Vol.56)(e-CLINICIAN参照)
CLINICIANの記事を覧いただくには、
以下のヘルパーアプリケーションのダウンロードが必要です。
お持ちでない方はダウンロードをお願い致します。
Adobe@Reader@
学会の論文等は英語表記がほとんどになります。
そのため、毎週、岩本内科医院では
講師の先生に来て頂き、英会話教室が開かれており、
従業員やその家族の方も含め、みんな頑張っております。
私も10年前までは話すことすら出来なかった英会話も
今では論文発表が出来るまでになりました。
これからも日々頑張って参ります。
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前回「肝臓ガンについて-2」にて
私の治療法、「門脈・動脈同時塞栓療法」についてご紹介をいたしましたが、
詳しくは「Cancer」という
アメリカの学会誌に掲載されることが決まっておりますが
どうしても英語が苦手と言う方のために、
昨年10月にエーザイ株式会社発行の
医療機関向け雑誌「CLINICIAN(クリニシアン)」に
私の治療法が掲載されておりますので
良かったらこちらをご覧下さい。(もちろん日本語版です)
■肝細胞癌治療における門脈・動脈同時塞栓療法(Angiographic subsegmentectomy:AS)の成果について
(エーザイ CLINICIAN 2009年9・10月号 No.582 Vol.56)(e-CLINICIAN参照)
CLINICIANの記事を覧いただくには、
以下のヘルパーアプリケーションのダウンロードが必要です。
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学会の論文等は英語表記がほとんどになります。
そのため、毎週、岩本内科医院では
講師の先生に来て頂き、英会話教室が開かれており、
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ガンちゃん先生自己紹介
こんにちは。
今日は「ガンちゃん先生」こと私、岩本昭三の自己紹介をいたします。
1950年、大阪生まれ
6歳(小学校1年生)までは親父が大阪「梅田」で大きな食堂を
していましたので、生意気なボンボンとして生活しておりました。
ところが、小学校1年生の秋も終わる頃、大火事に遭い、
住んでいた家、食堂共になくしてしまいました。
それをきっかけに、親父は倒産、母方の実家に近い、
大分県の別府へ夜逃げ同然、流されて来ました。
その後、親父は温泉地でも知られる別府の鉄輪で「五味八(ごみはち)」という
小さな食堂をはじめ、私は小学校2年生の時から
一人前の働き手として親父やおふくろを手伝っていました。
別府へ来た時には当然大阪弁でしたので
小学校に転校生として来たときには、言葉が違うなどと言って
だいぶいじめに遭ったものです。
悔しい思いをする中で、
親父のように料理人の道を進むか、
一生懸命勉強して焼肉をいっぱい食べれるような大人になるか(笑)、
などと小さいながらに真剣に考え、医者の道に進むことになりました。
その後、いろいろな病院で臨床医として働きながら
1990年、約60人の肝細胞ガン(HCC)の患者様を連れ、
岩本内科医院を開業し20年、現在に至ります。
今でも料理をすることは得意で
週末になると市場や近くの朝市に買い出しに行き、
料理を作ったりしております。
小さいながらの記憶、親父の味を覚えているのもあり、
医者になって居なかったら今頃、
親父のような料理人になっているんだろうなと思います。
せっかくなので次回はガンちゃん先生レシピ、
冬にはもってこいの「ヘルシー鍋」をご紹介したいと思います。
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今日は「ガンちゃん先生」こと私、岩本昭三の自己紹介をいたします。
1950年、大阪生まれ
6歳(小学校1年生)までは親父が大阪「梅田」で大きな食堂を
していましたので、生意気なボンボンとして生活しておりました。
ところが、小学校1年生の秋も終わる頃、大火事に遭い、
住んでいた家、食堂共になくしてしまいました。
それをきっかけに、親父は倒産、母方の実家に近い、
大分県の別府へ夜逃げ同然、流されて来ました。
その後、親父は温泉地でも知られる別府の鉄輪で「五味八(ごみはち)」という
小さな食堂をはじめ、私は小学校2年生の時から
一人前の働き手として親父やおふくろを手伝っていました。
別府へ来た時には当然大阪弁でしたので
小学校に転校生として来たときには、言葉が違うなどと言って
だいぶいじめに遭ったものです。
悔しい思いをする中で、
親父のように料理人の道を進むか、
一生懸命勉強して焼肉をいっぱい食べれるような大人になるか(笑)、
などと小さいながらに真剣に考え、医者の道に進むことになりました。
その後、いろいろな病院で臨床医として働きながら
1990年、約60人の肝細胞ガン(HCC)の患者様を連れ、
岩本内科医院を開業し20年、現在に至ります。
今でも料理をすることは得意で
週末になると市場や近くの朝市に買い出しに行き、
料理を作ったりしております。
小さいながらの記憶、親父の味を覚えているのもあり、
医者になって居なかったら今頃、
親父のような料理人になっているんだろうなと思います。
せっかくなので次回はガンちゃん先生レシピ、
冬にはもってこいの「ヘルシー鍋」をご紹介したいと思います。
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肝臓ガンについて-1
こんにちは。
今日は私が30年以上格闘して来た、肝臓ガンについてお話をいたします。
肝臓ガンと申しましても 肝臓からでたもの、
他の臓器から転移して来たもの等がありますが、
私が一番専門としているのは肝細胞がガンになった
肝細胞ガン(HCC)です。
(以下、肝細胞がんをHCCとします。)
HCCでは、1年間に約3万2千人の日本人が死亡し、
全世界では1年間に50万人以上が死亡しており、
HCCの多くはC型、B型の肝炎ウィルスの感染により発生します。
治療としては、外科切除、ラジオ波治療(RFA)、私が30年以上
行って来た肝動脈塞栓術(TACE)や肝移植 等があります。
■外科切除では、
ガンを切除し取り除く治療ですので、
ガン治療の基本と言っていいのですが、
肝臓はなくては、人は生きれない臓器ですので、
その人の肝臓能力と、HCCの広がりによって、
手術できる人が限られています。
最近は外科切除が原因として死亡される患者さんは
少し少なくなりましたが、HCCはうまく切除できても
5年以内に約80%が再発します。
■ラジオ波治療では、
現在、日本だけでなく世界中でもてはやされている治療ですが、
どういう訳か、私の周りではラジオ波治療の後、
ガンが広がりリンパ節に転移をするケースや
エコー下で針をガンにさすのですが、そのさした胸腹壁に
再発したり、どうも経過が良くありません。
動脈と言う血管の固まりであるHCCに針をさすのは、
注意が必要と思っています。
■肝移植については
移植となりますと高価でありますし、日本では生体肝移植が
主ですのでいろんな意味で問題があります。
当医院(医療法人岩本内科医院)では今まで3人の患者さんに
移植をしてもらいましたが、現在元気な人は1人だけになりました。
手術後の再発の問題や手術そのものが難しく、
まだまだ問題があると思っていますが、今後進めて行かないといけない
治療方法と思っています。
次回は、私が専門として来た肝動脈塞栓術(TACE)について
説明したいと思います。
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今日は私が30年以上格闘して来た、肝臓ガンについてお話をいたします。
肝臓ガンと申しましても 肝臓からでたもの、
他の臓器から転移して来たもの等がありますが、
私が一番専門としているのは肝細胞がガンになった
肝細胞ガン(HCC)です。
(以下、肝細胞がんをHCCとします。)
HCCでは、1年間に約3万2千人の日本人が死亡し、
全世界では1年間に50万人以上が死亡しており、
HCCの多くはC型、B型の肝炎ウィルスの感染により発生します。
治療としては、外科切除、ラジオ波治療(RFA)、私が30年以上
行って来た肝動脈塞栓術(TACE)や肝移植 等があります。
■外科切除では、
ガンを切除し取り除く治療ですので、
ガン治療の基本と言っていいのですが、
肝臓はなくては、人は生きれない臓器ですので、
その人の肝臓能力と、HCCの広がりによって、
手術できる人が限られています。
最近は外科切除が原因として死亡される患者さんは
少し少なくなりましたが、HCCはうまく切除できても
5年以内に約80%が再発します。
■ラジオ波治療では、
現在、日本だけでなく世界中でもてはやされている治療ですが、
どういう訳か、私の周りではラジオ波治療の後、
ガンが広がりリンパ節に転移をするケースや
エコー下で針をガンにさすのですが、そのさした胸腹壁に
再発したり、どうも経過が良くありません。
動脈と言う血管の固まりであるHCCに針をさすのは、
注意が必要と思っています。
■肝移植については
移植となりますと高価でありますし、日本では生体肝移植が
主ですのでいろんな意味で問題があります。
当医院(医療法人岩本内科医院)では今まで3人の患者さんに
移植をしてもらいましたが、現在元気な人は1人だけになりました。
手術後の再発の問題や手術そのものが難しく、
まだまだ問題があると思っていますが、今後進めて行かないといけない
治療方法と思っています。
次回は、私が専門として来た肝動脈塞栓術(TACE)について
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頑張っています
こんにちは。
ブログの紹介でもご案内致しましたが
アメリカの米国がん学会(ACS)の
学術雑誌「Cancer」に掲載されることが決まりました。
地方の開業医でアメリカの名誉ある雑誌に掲載されることは、
稀な事であり、大変うれしく誇りに思っております。
ここ北九州で一人一人の患者さんと向き合い、
30年以上肝臓がんと戦って参りました。
臨床医ですので、毎日外来患者さん、入院患者さんを診て、
週2回の手術をこなし、学会発表や執筆活動をすることは大変なことですが
再発する可能性が最も高い肝臓についての治療方法を考え、
少しでも多くの方に知って頂き、
今の医療界の方向性も変えていけたらと日々頑張っております。
昨年、「Cancer」に掲載されることになったということで
読売新聞に取上げて頂いた記事になります。(2009年4月21日、2009年5月29日)
■血管ふさぎ肝がん壊死の改良実績・・・米学会誌掲載へ------------------------------------------------------
(2009年4月21日 提供:読売新聞)
岩本内科医院(小倉南区下石田1、19床)で肝臓がんの患者に行っている「門脈・動脈同時塞栓(そくせん)療法」 の実績報告が、米国がん学会(ACS)の学術雑誌「Cancer」に掲載されることになった。9年間で行った施 術で、大きさが3センチ以下のがんの場合、約9割でがんの消滅に1回で成功したという。同医院の岩本昭三院長 (58)=写真=は「地方の小さな医院による報告書が、米国の権威ある雑誌に掲載されることになり、大変名誉な ことだ」と話している。
肝臓がんの治療で血管をふさぐ施術は、「肝動脈塞栓療法(TAE)」と呼ばれている。がんに通じる肝動脈をふさ ぎ、栄養不良にしてがん細胞を壊死(えし)させる仕組みだ。
岩本院長の治療法では、心臓から血液が送られる動脈だけでなく、消化管から血液が流れる門脈も同時にふさぐ。こ れにより、がんの部分への血流を効率的に止めることができ、1回の施術で患部を消滅させることができるという。
がんの患部とそこに通じる血管を探す際は、血管造影用機器とCTスキャンが合体した「アンギオCT」という機械 を使用。細い管(カテーテル)を血管に通して、動脈をゼラチンスポンジで、門脈を油性の造影剤と抗がん剤でそれ ぞれふさぐ。
報告書では2000-08年の9年間に、肝臓がんの患者120人にこの治療法を適用。このうち、がんが1か所で 大きさが3センチ以下だった41人では、約9割にあたる37人で、1回の施術でがんを消滅させることに成功し た。また、がんの再発率も低く、5年、10年と長い生存率を多数の患者で達成できたという。
この報告書は昨年11月にACSへ提出。今年3月、掲載決定の連絡がメールであった。掲載日は未定という。
岩本院長は「肝臓がんは再発しやすいが、うちで治療後、20年近く元気に生活している患者もいる。掲載が決まっ たことを励みに、今後もこの治療法を続けていきたい」と話している。
ここまで引用--------------------------------------------------------------------------------------------
■肝臓がん臨床からの報告が米国学会へ--------------------------------------------------------
(2009年5月29日 提供:読売新聞)
北九州ブログ掲載記事より
http://www.kitakyushu-blog.com/019_cancer/index.html
また掲載が決まりましたら、皆様にご紹介出来たらと思っております。
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ブログの紹介でもご案内致しましたが
アメリカの米国がん学会(ACS)の
学術雑誌「Cancer」に掲載されることが決まりました。
地方の開業医でアメリカの名誉ある雑誌に掲載されることは、
稀な事であり、大変うれしく誇りに思っております。
ここ北九州で一人一人の患者さんと向き合い、
30年以上肝臓がんと戦って参りました。
臨床医ですので、毎日外来患者さん、入院患者さんを診て、
週2回の手術をこなし、学会発表や執筆活動をすることは大変なことですが
再発する可能性が最も高い肝臓についての治療方法を考え、
少しでも多くの方に知って頂き、
今の医療界の方向性も変えていけたらと日々頑張っております。
昨年、「Cancer」に掲載されることになったということで
読売新聞に取上げて頂いた記事になります。(2009年4月21日、2009年5月29日)
■血管ふさぎ肝がん壊死の改良実績・・・米学会誌掲載へ------------------------------------------------------
(2009年4月21日 提供:読売新聞)
岩本内科医院(小倉南区下石田1、19床)で肝臓がんの患者に行っている「門脈・動脈同時塞栓(そくせん)療法」 の実績報告が、米国がん学会(ACS)の学術雑誌「Cancer」に掲載されることになった。9年間で行った施 術で、大きさが3センチ以下のがんの場合、約9割でがんの消滅に1回で成功したという。同医院の岩本昭三院長 (58)=写真=は「地方の小さな医院による報告書が、米国の権威ある雑誌に掲載されることになり、大変名誉な ことだ」と話している。
肝臓がんの治療で血管をふさぐ施術は、「肝動脈塞栓療法(TAE)」と呼ばれている。がんに通じる肝動脈をふさ ぎ、栄養不良にしてがん細胞を壊死(えし)させる仕組みだ。
岩本院長の治療法では、心臓から血液が送られる動脈だけでなく、消化管から血液が流れる門脈も同時にふさぐ。こ れにより、がんの部分への血流を効率的に止めることができ、1回の施術で患部を消滅させることができるという。
がんの患部とそこに通じる血管を探す際は、血管造影用機器とCTスキャンが合体した「アンギオCT」という機械 を使用。細い管(カテーテル)を血管に通して、動脈をゼラチンスポンジで、門脈を油性の造影剤と抗がん剤でそれ ぞれふさぐ。
報告書では2000-08年の9年間に、肝臓がんの患者120人にこの治療法を適用。このうち、がんが1か所で 大きさが3センチ以下だった41人では、約9割にあたる37人で、1回の施術でがんを消滅させることに成功し た。また、がんの再発率も低く、5年、10年と長い生存率を多数の患者で達成できたという。
この報告書は昨年11月にACSへ提出。今年3月、掲載決定の連絡がメールであった。掲載日は未定という。
岩本院長は「肝臓がんは再発しやすいが、うちで治療後、20年近く元気に生活している患者もいる。掲載が決まっ たことを励みに、今後もこの治療法を続けていきたい」と話している。
ここまで引用--------------------------------------------------------------------------------------------
■肝臓がん臨床からの報告が米国学会へ--------------------------------------------------------
(2009年5月29日 提供:読売新聞)
北九州ブログ掲載記事より
http://www.kitakyushu-blog.com/019_cancer/index.html
また掲載が決まりましたら、皆様にご紹介出来たらと思っております。
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ブログ始めました!!
はじめまして。
北九州市小倉南区で肝臓がん(癌)の診断と治療を専門として、
19床の医院をひらいております岩本昭三と申します。
30年以上、肝ガンの栄養動脈をつめる治療
「肝動脈塞栓術(TACE)」をおこなってきまして
この度、アメリカのがん専門誌「Cancer」に
現在私がおこなっている
「門脈・動脈同時塞栓療法(Angiographic Subsegmentectomy.AS)の
すばらしい成果が掲載されることになりました。
また臨床医ですので、いろんなガン患者の方をたくさん診ております。
ちなみに昨年は1年間に70人以上の肝ガンをはじめとする
消化器系ガン(胃・食道・大腸・胆嚢・胆管・膵臓・腎臓)や
肺ガン、その他のガンを見つけることが出来ました。
長寿の国、日本ではガンは死因のNO.1となっております。
たくさんの方がガンに対する事でお悩みと思います。
このブログを通じて、私の30年以上のガンとの闘いを
少しでも多くの方々に発信出来たらと思い始めました。
これからもよろしくお願いいたします。
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北九州市小倉南区で肝臓がん(癌)の診断と治療を専門として、
19床の医院をひらいております岩本昭三と申します。
30年以上、肝ガンの栄養動脈をつめる治療
「肝動脈塞栓術(TACE)」をおこなってきまして
この度、アメリカのがん専門誌「Cancer」に
現在私がおこなっている
「門脈・動脈同時塞栓療法(Angiographic Subsegmentectomy.AS)の
すばらしい成果が掲載されることになりました。
また臨床医ですので、いろんなガン患者の方をたくさん診ております。
ちなみに昨年は1年間に70人以上の肝ガンをはじめとする
消化器系ガン(胃・食道・大腸・胆嚢・胆管・膵臓・腎臓)や
肺ガン、その他のガンを見つけることが出来ました。
長寿の国、日本ではガンは死因のNO.1となっております。
たくさんの方がガンに対する事でお悩みと思います。
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