ドミノ肝移植3 生体肝移植とドミノ肝移植の違いって!?

2010.07.02

おはようございます。

北九州では、梅雨らしく鬱陶しい日が続いております。

今日は、ドミノ肝移植についてお話します。

肝移植には、脳死肝移植と生体肝移植がありますが
日本では、ほとんど後者がおこなわれています。

生体肝移植とは、
健常なひとの肝臓の一部を
提供してもらい肝移植をするということです。
倫理上、提供者は家族に限定されています。

家族性アミロイドーシスという病気がありまして
遺伝性の病気で、肝臓がアミロイドという
異常蛋白質をつくりつづけ、アミロイドが
30~50年にかけて身体のいろんな臓器に
たまり、神経障害や心不全等の症状を発症し
それから10年ぐらいで死亡されます。

ですから、家族性アミロイドーシスの患者さんは
若い時に肝移植をする必要があります。
この取りのぞく肝臓は、アミロイドを作る以外
肝臓の働きは正常なのです。

肝移植が必要で提供者がいない患者さんにとっては
この肝臓は、魅力的です。
もし頂けたら30~50年生きれるのですから・・・

これがドミノ肝移植です。


日本では現在、脳死肝移植は非常に少ないので
肝移植のほとんどは、生体肝移植です。

生体肝移植が受けられない移植を必要とする患者さんにとっては、
一つの方法論としてドミノ肝移植があります。

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