ガンちゃん先生医者修業その8、~開業後~
2013.03.25
おはようございます。
昨日は、花見日和で動物園の散歩も楽しかったのです。
患者さんがボランテイアで、汽車の運転手さんをやっていて
おまけに2度も乗せてくれましたので、4女は大喜びでした。
久しぶりに私の医者修業時代の話の続きをしますね。
平成2年、岩本内科を開業した私は、奥田邦夫先生に
顧問として、毎月回診していただくため、患者さんのデーター
整理をきちんとしていくなか、当時行っていた亜区域塞栓術の
効果を確かめるため、
開業からの2年間は、切除可能なステージI,IIの
肝癌患者さんは、私が治療してから1~2か月後に全員切除をしてもらい
切除標本を調べさせてもらい、亜区域塞栓術では、67%に肝癌の完全壊死が
起こることがわかり、抗がん剤と油性造影剤との懸濁液のみを流す、いわゆる
ケモリピでは、ガンの壊死はほとんど見られないことが分かりました。
また、切除した16例のうち11例は慢性肝炎のまま発がんしていました。
同じ、2年間で切除不能のステージI,IIの肝がん例は亜区域塞栓術のみで
経過を見まして。切除群と亜区域塞栓術術群との予後の比較をしました。
結果は両群に予後の有意差はなく、亜区域塞栓術もかなりな治療である
ことがわかりました。ただ20年前は10年生存率は10%で
まんぞくできるものではありませんでした。
続きはまた、後日ご紹介しますね。
さて、今週も始まりましたね。
ガン張っていきますか・・!!
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切除標本を調べさせてもらい、亜区域塞栓術では、67%に肝癌の完全壊死が
起こることがわかり、抗がん剤と油性造影剤との懸濁液のみを流す、いわゆる
ケモリピでは、ガンの壊死はほとんど見られないことが分かりました。
また、切除した16例のうち11例は慢性肝炎のまま発がんしていました。
同じ、2年間で切除不能のステージI,IIの肝がん例は亜区域塞栓術のみで
経過を見まして。切除群と亜区域塞栓術術群との予後の比較をしました。
結果は両群に予後の有意差はなく、亜区域塞栓術もかなりな治療である
ことがわかりました。ただ20年前は10年生存率は10%で
まんぞくできるものではありませんでした。
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さて、今週も始まりましたね。
ガン張っていきますか・・!!
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