父の背中

2014.05.28

みなさん、おはようございます。
今日は息子と初代ガンちゃん先生との思い出話を一つ・・・

息子と初代ガンちゃん先生とは、
これまで一緒に患者さんを診たり、学会に行く機会がよくありました。
ブログでも何度か書かれていましたが、
僕はこの数年はスウェーデンに留学してます。
でも、その前は大学で大学院生として、研究と臨床に携わっていました。
その大学院生時代は、岩本内科医院に毎週通い、
初代と一緒に外来をし、患者さんに対する態度、
隠れた病気を察する嗅覚を勉強させてもらいました。

また、初代ガンちゃん先生の代名詞とも言える、
肝臓がんに対する門脈動脈同時塞栓療法も
一緒に学ばせてもらってました。
それに、初代はよく学会で自分の治療の成績を発表していましたが、
僕も専門が同じ事もあって、よく一緒に学会に参加してました。

医師の場合、研修医が終わると
早くから近隣の大きな病院に勤務することが多いので、
実家が開業医だったとしても、そんなにすぐ父親と一緒に診療したり、
ましてや学会で一緒に発表したりする事はありません。
僕の場合、運よくその様に早くから実家を手伝える機会がありました。
今となっては、本当に貴重な時間でした。

僕が患者さんに初めて大腸カメラをさせて頂いた時も、父と・・
僕が初めて国際学会でポスタ-発表したのも、父と・・・
初めての学会発表にて

そう、去年のオランダで開催された国際肝臓学会では、
僕の国際学会での初めて口頭発表をしました。
その時も父は目の前で聞いていてくれました。
僕の発表が終わった後、質疑応答の時間に父はまっさきに手を挙げて、
僕に質問をしてくれました。学会場ではいつも厳しい質問をする父でしたが、
その時の質問は優しさに溢れた質問だったのを覚えています。

いま、父の姿を振り返ると、思い出すのは、
父の患者さんに向かっている背中、学会場で戦っている背中ばかりで・・・
本当に大きくて強くて暖かい背中でした。

・・・・・と、今朝、父と一緒に患者さんを診る夢を見たので、
ふと思い出を書かせて頂きました。
さぁ、今日もガン張りますか・・・

--------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
 これからもよろしくお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →