「医者という仕事・・・」

2015.05.28

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おはようございます。山口です。

先日、一人の患者さんが
肝不全が進行し、
関西に帰ることになりました。

この方は25年の10月に当院に来られた時には既に
門脈腫瘍栓(Vp3)が広がり、ガンが両葉にあり、
肝予備能もあまり良くない(Child-B)状態だったのですが、
この1年半以上
一緒にガンばってきました。

しかし、この度肝不全が進行し、
治療が困難になったため、
よくよく話し合い、
自分で歩けるうちにと
実家の近くの病院に転院することになったのです。

進行した肝不全を治すには
肝移植しかないのですが、
肝移植には厳しい制限があるのです・・・。


患者さんと近くにいられる診療所だからということもあり、
なおさら患者さんが近くに感じますし、
もちろん、患者さんも僕を近くに感じるでしょうから
こういった別れは

慣れることなど無く辛く、
自分のふがいなさを感じる瞬間でもあります・・・限界を身に沁みます・・・
引き出しがいっぱいあればといつも色々勉強する時です・・・

今回も患者さんの感謝の言葉に自分が救われました。


ガンを治療すべきか、すべきでないか等の本も良く見ますが
そんな単純なものでもなく、
実際ガンになったら、
殆どの人は藁をも掴む心で治療を行います。

そして、当たり前ですが、
心の感情も、決断も日々変化するのも当然です。

そんな患者さんにとって僕はどれだけの支えになれたのか、

まだまだな僕ですが、
日々、日々考えさせられる毎日です。




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