「必要最低限の医療とは・・・?」

2014.12.02

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おはようございます。山口です。

スウェーデンの医療制度も、
日本の医療制度も両方に良い点、悪い点があるようですね。

確かに、日本は他国に比べたら医療制度はかなり充実していると思います。

全ての人が自分の行きたい時に行きたい病院に行けて
検査を受けられることは本当に素晴らしい事です。

その分医療費が増す為、
今は無駄を省いて「医療費の削減」が行われていますが、
この際に「何が無駄で、何が必要最低限の医療なのか」を決定することが非常に困難です。

スウェーデンでも日本でも
この「最低限の医療」を定めるのが難しい為
問題が起きてるのだと思います。

例えば、
通常、消化管以外の癌のスクリーニングの検査にしても、
保険診療上、エコーを行い、腫瘍を認めたらCTを撮ることになっていますが、
通常のエコーでは癌の検出率が低く、
結局はCTをとることになることも多数あります。

間にエコーを入れることで、
逆に患者負担は増えるは、医療費も増えることも多々あるので
一概にエコー⇒CTと決めて一様に査定するのではなく、
個々の症例で保険を認めてほしいものです。

査定された場合は、全額病院負担となりますので
病院側としては、エコーを入れざるを得ないのです。

何だか、不思議な保険制度です。

レセプト審査も結局は医師が行いますので、
医療知識の偏りはあります。
全領域全てに詳しい医師などいないからです。

その人が不要や過剰と判断したら、
その検査や治療は不必要と判断され、
病院が手出しで負担します。

「必要最低限の医療」のラインを引くのは非常に困難ですし、
医療も日々進歩していますので、診療報酬制度もそれに合わせて制度そのものも
進歩が必要です。






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