『肝移植の難しさ・・・』

2015.04.14

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おはようございます。山口です。


先日肝移植予定であった患者さんが
急遽、
移植を断念し、
当院に帰って来られました・・・。


現在のところ、
肝臓を守る点滴やお薬はあっても、
進行した肝不全を治すには
移植しかありません。


ですが、肝癌合併の肝移植には厳しい審査基準(ミラノ基準)があり、
その基準から少しでも外れた場合は
保険移植対象外となりますし、移植後の成績にも大変影響します。
もし、対象となった場合でも、
ドナーがみつからなければ移植は出来ません。


また、移植には脳死肝移植生体肝移植とがあるのですが、
脳死肝移植はドナーが少なく、
なかなか順番もまわって来ないのが現状です。

では生体肝移植の場合にはどのような問題があるかというと・・・、
生体肝移植のイメージ

生体肝移植のドナーとして最適なのが、
子や兄弟等の血の繋がった家族なのですが、

技術の進歩で副作用は少なくなったと言っても、
ドナー自身もリスクを背負いますし、ドナーに脂肪肝などがあると適応が相当厳しくなります。

それに、今の状況ではなかなか本人からお願いしたり、
ドナー自身も簡単に承諾するのは難しいものです。


“もし、自分が逆の立場だったら”
自分の子や兄弟にお願いする・・・、
と考えると、
かなり勇気のいることです・・・。


今回の患者さんも家族とよくよく話し合い、
移植を断念されました。

これからは、
本人、家族の心を尊重し、
緩和ケアを中心に
本人がなるべく苦しまず、家族との時間を過ごせるように
ケアを行って行けたらと思っています・・・。



まだまだ、実用段階には遠いのですが、
IPS細胞の研究が進み、
ドナーの心配がなくなれば、
肝癌、肝不全の予後は大きく変わります。

現在では、細胞を作ったり、
細胞だけでなく、臓器を作る事にも成功しているようですので
医学の発展が臨床の場にやって来るのが本当に待ち遠しいものです・・・。





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