ちょっとむなしい肝臓学会

2013.06.08

おはようございます。

昨日から本格的なアジア学会が始まりました
オープニングセレモニーにはシンガポールの厚生大臣も出席し、
全世界から肝臓を目指す医者が集まって
盛大なセレモニーが開らかれました。

今日の肝臓がんのセッションにはすべて出席しましたが
今までと同じことの繰り返しをしています。
例えば、遺伝子マーカーのあるものを見つけると
肝臓がんの予後が悪いということがわかっていますが、
それに対しての治療の方法論がありません。
せめて私の素晴らしい治療でもとりあげてくれればよいのですが・・・(笑)

治療に関しては全く進歩がありません、
苦労して日々の診療の忙しい中Cancerの論文を書き、
出来る限り多くの人に治療を知ってもらおうと、
繰り返し私の治療のよいところを発表しておりますが
残念ながらぬかにくぎで全く伝わっていません。

少しむなしい気持ちがしました。
自分のポスターの所に戻ると日本の若い数人の医師たちが
一生懸命私のポスターをみてくれていました。
先生、先生の治療は転移にも効くんですね。すごいんですねと言ってくれました。
そういう若い人たちもいるのですから、
これからも少しずつですが頑張って行こうとおもいました。

今日はもうすぐ帰国です。
患者さんたちが待っています。
一開業医として、医師として患者さんと共に
これからもガン張っていきます・・!!

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