イタリア紀行7～ローマの歴史～ | 岩本内科医院 | 北九州市小倉にある肝がん治療が特徴の内科

おはようございます。

昨日は、疲れのためかホテルでのんびりしました。
ホテルは、ローマの中心部のテルミニ駅の近くにあり
交通の便のよいところです。少し散歩しても
いろんな歴史的建造物があり、ローマの歴史を思わせます。

お昼に入ったローマ三越近くのレストランは
どれも美味しかったです。昼時はビジネスマンたちで満席になり
地元の方たちおすすめのお店です。

今でこそ、経済危機にあえぐヨーロッパの国の一つでしか
ありませんが、ご存じのようにローマ文明の中心でした。

紀元前数世紀にフォロローマの小さな都市国家でしかなかった
ローマは、独特の民主主義で力をのばし、イタリア全土の
覇権を得ますと、地中海の大国カルタゴと争います。
カイサルは、有名なハンニバルとのポエニ戦役に勝ち残り、ついに
地中海、北アフリカ、スペインを得ます。

その後、ガリアと呼ばれたフランスも手に入れ、紀元のころには
巨大な大帝国になります。その原動力になった民主主義とは
ローマ市民は、兵役と税金をおさめる義務を背負いますが
自分たちの代表者のコンスル(後に皇帝となります。)を選ぶ
選挙権をもつことができる。というものです。
属州や占領した国々の人々にも
比較的に容易に市民になる権利を与えたのです。

ローマは、道路建設や下水道工事でも有名で、昨日も
当時の上水道施設を見ることが出来ました。

日本の民主主義の底の浅さを考えると、2千数百年前に
アメリカの制度に似た民主主義を作り上げた
ローマの人々はすごいと思います。

日本は、官僚封建主義を打破し、真の民主主義を作っていかないと
本当にダメな国になりそうです。

今日は、バスに乗り市内観光に出かけます。

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