カテーテル治療も職人のワザが必要・・・

2016.02.04

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おはようございます。山口です。

先日の治療はアルコール性肝硬変から肝癌を発症した患者さんの治療でした。

肝S7とS2に1㎝~1.5㎝ほどのガンがあり、
「今日は1~2時間で治療が終わるかな・・・?」

・・・と思っていたのですが
いざ治療を始めると
血管のトルクが強く、
結局3時間以上かかってしまいました・・・。
(やっぱり簡単な症例などないですね・・・)

肝臓のカテーテル治療では鼠径部(太もものつけ根)や腕の動脈から
カテーテルを挿入し、
ガンを栄養する血管まで
手元の細かい操作で
動脈の中を押し進めていくのです。

血管の分岐の仕方は
人それぞれ違いますし、
湾曲の強い血管もあれば鋭角に分岐することもあれば、
細かったり、動脈硬化が非常に強いこともあります。

数十センチ先の先端を
手元の微妙な操作で末梢の末梢まで運ぶのです。

時にはねじりながら進めたり
時にはテンションをかけながら

これには技と経験が必要なのです。

日本でトップクラスの寿司職人や
日本でトップクラスの陶芸家等がいるように、

日本には素晴らしいIVRリスト達(カテーテル治療の技術を持った方)
がいらっしゃいます。

どの職人を選ぶかどうかは患者さん次第ですが
少なくとも自分の命を預けるのですから
自分が探し、
自分が納得できるところで必ず治療を行うべきです。

これはどの疾患でも同じことです。

先日、他病院のIVRリスト達と食事する機会があったのですが、
その方がたも非常に意識が高く、
同じIVRリストとして、切磋琢磨していけたらと強く感じました。




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