ステージ4aの進行肝臓癌に対する治療 ・・・ New-FP療法・・・肝動注化学療法

2015.10.01

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おはようございます。

2代目ガンちゃん先生です

先週は
スウェーデン留学時代のボス
接待しましたが、

彼は1週間
日本の著名な研究者に
会って、
また久留米に
講演の為に
戻ってきてくださいました

今日は、その講演が
夜に開かれます


僕も前座として、
大学で行われている事を
話すので、ちょっと
緊張しております・・・汗


さて、さて・・

昨日、ご紹介した
New-FP療法
肝動注化学療法

受けている
肝臓癌の患者さんですが、

読者から、かなりの
反響があったようでして・・


今日は、
もう少し
New-FP療法
ついて書きたいと
思います

New-FP療法は
僕の血管造影治療の
師匠
である
公立八女総合病院
永松医師が始めた治療です

2010年に
Alimentary Pharmacology and Therapeuticsという
雑誌に英文で
このNew-FP療法
報告しています

APT

もちろん、僕の名前も入っています

もともと
肝臓癌に対する肝動注化学療法では

シスプラチン+5-FU(フルオロウラシル)
シスプラチン+インターフェロン
という抗癌剤が使われていました

それらの効果も
良いときは良いのですが、

New-FP療法では、
シスプラチンをリピオドール(油の造影剤)を混ぜて、
投与します
そして、その後に
5-FUを投与するという
治療スケジュールです


リピオドールを混ぜて
使う事で、
シスプラチンがより
肝臓癌に停滞し、
かつ、5-FUの
効果を高めるという
相乗効果を産み出します


この論文で報告されている結果を
見てみますと、

脈管浸潤を伴う進行肝臓癌
ステージIVa
分類される肝臓癌ですが、

通常、何もしない場合で、
6-8か月の余命、
ネクサバールでは
8-10ヶ月のところ、

New-FP療法では
33ヶ月
劇的な結果を報告しております

survival curve new FP

もちろん、この報告では、
ネクサバールと直接比較した訳では
ありませんので、
確定したことは
言えませんが


この成績は、
対象となった
脈管浸潤を伴う進行肝臓癌に対しては
非常に良好な成績と言えます

しかし、
New-FP療法などの
動注化学療法は
なかなか世界的には受け入れられません


なぜなら、
手技的に難易度が高いからです

日本の中でも
限られた施設でしか行われていませんし、

その中でも
上手、下手が残念ながら
出てしまいます

そう!

僕の肝臓癌治療の師匠は、
New-FP療法
永松医師
門脈動脈同時塞栓療法
初代ガンちゃん先生です!

まさに、鬼に金棒・・・

だから、
それだけの使命があるのです!
と思って、
日々ガンばるしかありません

・・・・・・・・・・・・・・
今日も、
肝臓癌の治療があります

夜は、講演の前座で
発表・・
・・・・・
ハードな一日に
なりそうです!


さて、ガンばりますか

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