医療保険査定はなんのために・・・?

2011.04.28

おはようございます。
今年も桃の花が満開となりました。

ガンちゃん先生の医院は、肝癌の治療を
専門にしていますし、4月も11例肝癌の手術を
することになります。
C型慢性肝炎のインターフェロン
治療もすでに550人以上の患者さんに行ってきています。

今は、週1回のインターフェロンが主流で
ペグイントロンとペガシスがあります。
会社はちがいますが、薬としては同じような物で
わずかな違いしかありませんが、ペガシスには
毎回、血液検査をすることという、保険上のしばりが
あります。血小板減少予防のためとのことです。

でも、実際は、始めの1、2カ月注意すれば
もんだいありません。
毎週血液検査とインターフェロン
の皮下注射を受ける患者さんの苦痛と経済的負担を
考えると私は、ペガシスを受けていた患者さんの検査は
始めの2か月を過ぎると、月に2回位に減らして
いました。

ある日、毎回検査をしていないという理由で、保険査定を
受け、ペガシスが切られました。
私のやり方の方が、患者さんのためになるし
医療費節約にもなると抗議しましたが、保険上のきまり
とのことで、相手にされませんでした。

ところが、今年の5月から、ペガシスでは、始めの
2か月を過ぎると血液検査は、月に2回以上と
保険が改定されました。

保険の査定委員のばかさには、腹が立ちます。
理論的には、ペガシスの方が1週間血中濃度が
ある程度保たれますので、より高い効果が期待できます。

なんのための保険査定なのでしょう?
理解に苦しみます。

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