医者のつらいところ

2012.05.05

おはようございます。

昨日は、鹿児島からの40歳の女性が朝早くから
容態が悪くなり、処置に追われてブログ更新ができませんでした。

採血しますと、白血球300、ヘモグロビン4.6g/dl、血小板8000
でした。早朝から輸血し、輸液ルートを確保し、透析条件を変更し
あらゆることをしましたが、午後1時30分永眠されました。

腎機能の指標のクレアチニンは2.3mg/dlまで下がっていましたが
肺水腫のためでした。

臨床医として、ガンをあつかいこのような場に立ち会うのは
数しれず経験してきましたが、いつまでたっても慣れません。
特に今回は、まだ40歳でお子さんも小さくこたえました。

ガンが大きすぎて、すでに肺を圧迫し、呼吸困難があり
黄疸、胸腹水がすでにある状態で来られ、お断りしようかとも
思いましたが、若さにかけることにしました。

ひととおりの治療の直後、675000のAFPが110000まで
低下し、ほとんどのガンはやっつけられたと思っていた
やさきのできごとで、さらにこたえました。

お子さんや、ご家族の方々、皆さんしっかりされて
おごじょのためにも幸せに頑張ってください。

医者のつらいところです。
鉄輪の風月さんの素晴らしい料理もあまり食べれませんでした。

-----------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
 これからもよろしくお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →