多段階発がん説
2013.01.05
おはようございます。
肝癌では、いまだ多段階発がん説がまかり通っています。
肝硬変の再生結節が、異型結節となり早期肝癌となり
典型的肝癌となると思われています。
近年でも、異型結節のRFA治療の報告やヨーロッパでは
Very early cancerの治療は、切除よりRFAの方が良い
などと報告されたりします。
2000年から2007年までの間、650例以上の慢性肝疾患患者さんを
丁寧にフォローし、115故の2cm以下の肝癌を見つけましたが
早期肝癌はたった8個しかなく、それらを経過を見ますと
0.8~5.5年の経過で典型的肝癌になり、その間あまり増大せず
転移もしませんでした。
国際的コンセンサスで決まった早期肝癌でさえ、経過を見てよいもの
ですので、異型結節などは治療する必要はないのです。
臨床で多段階に発がんするものは少なく、肝癌の発癌機構は
はじめから典型的肝癌の方が多いようです。
やはり、ガン幹細胞が関与しているのではないかと思っています。
今日は今年初めの手術があります。
ガン張りますか・・!!
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早期肝癌はたった8個しかなく、それらを経過を見ますと
0.8~5.5年の経過で典型的肝癌になり、その間あまり増大せず
転移もしませんでした。
国際的コンセンサスで決まった早期肝癌でさえ、経過を見てよいもの
ですので、異型結節などは治療する必要はないのです。
臨床で多段階に発がんするものは少なく、肝癌の発癌機構は
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