病識・・・乏しい わけが ない!!

2016.07.10

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

病識”・・

この言葉は
患者様がどれくらいご自身の病気を
理解し、把握しているかを示す言葉です


病識が乏しいというと
ご本人があまり病気についての理解をしていないという
事になります


岩本内科では他県の遠方から
治療に来られる方が沢山います

その場合は、
癌の治療は岩本内科で行いますが、
それ以外の体調管理は
お住まい近くのかかりつけの病院で
行ってもらう様にしています


癌の治療以外の時にも
患者様もご家族も
安心してご自宅で生活してもらう為です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある治療中の患者様の話です

その方は
数年にわたり前医で治療されていた肝臓がんの方で

治療が段々と効かなくなり
もう治療できませんと言われ、
岩本内科を見つけ、来院されたのです

それが、1年近く前です
この方はもともと肝臓の機能も
肝硬変の為、かなり悪い状態があって
治療のバランスがとても難しいのです


来院時からChild B-9, Stage IVbの状態です

それでも、きわどいラインを
バランスとりながら一年間治療を続けているのです


その患者様のかかりつけのドクターから
手紙を頂くのですが、

この患者様は“病識”が乏しく・・・と
いつも記載されています

おそらく、この先生としては
もう治療出来ない状態なのに、治療を受けている患者様と
治療をしている私に一言、言いたい気持ちなのかなと
感じます

それを“病識”が乏しいと表現されているのです


確かにこの患者様は
癌の状態、肝硬変の状態からすると
もっといわゆる“病人”の雰囲気を醸し出しても良いのですが、
持ち前の前向きな心持ちと
ある意味、達観した心境のおかげで
その“病人”の雰囲気があまりありません


それを、“病識”が乏しいと
勘違いしているのです


・・・
ですが、もう一度
岩本内科に来るまでの経緯を振り返ってみると
見えてくるものがあります
・・・・

これまで数年にわたり
肝臓がんの治療を前医で受けて来られて、
“もう治療できない”と言われ、

それでもなんとか治療をして
癌を無くしてくれる病院を探して
岩本内科にまで行き着いた患者様です


そんな患者様が
“病識”が乏しい訳がない・・と
私は思います

自分の命が短い事を知り
なんとかそれに抗うために必死に行動されている方が
自分の病気がどれくらい大変なものか
分かっていないわけがありません・・
と私は思うのです

そういう中で
岩本内科に来て下さり、
全てを任せて頂いているからこその今の心境というのがあるのです


もちろん、
本当に病識が乏しい方もおられるので、
医師側もそう思いがちなのも分かるのですが・・・

とにかくまだまだ、一緒にガンばります!

今日は
日曜日

幾つか仕事があるのですが・・
久しぶりの家族と過ごせそうな一日です


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