税金と福祉

2013.05.05

こんにちは。

スウェーデンから帰国して、さっそく朝市に行ってきました。
日本は平和でよい国ですが、開業医として日々患者さんたちを
診ていると本当に安心して子育てしながら働ける国、安心して
老後を迎えられる国なのか心配です。

スウェーデンで最も感じたことは、女性がいきいきと働いている
姿と、元気なお年寄りたちの姿でした。
50%近い税金と25%の消費税を考えますととうてい
この国の人たちは、こんなに元気でいられれるのか不思議です。
有名な紅茶店の付近 有名な紅茶店の付近2 ストックホルムの街並み
ストックホルムの街並み2 ガムラスタンの街並み 議会場付近
議会場付近3 ストックホルムの街並み2 ストックホルムの街並み3

国民の一人一人が、税金の使われ方に納得しているのだと思います。
きちんと子供をあずけながら働けるシステム、本当に介護が必要になったら
入ることのできる老人ホームがあり、子育て中の人たちには子ども手当
住宅手当があり、教育費は無料ですからのびのびと安心して
良い環境で子育て出来るのです。

医療費も無料ですが、ルールが決まっており、自由に自分の
わがままを通すことはできませんが、必ず必要な医療は受けられます。

日本では、かなり高い税金と社会保障費を払いながら、借金ばかり
膨らんで行くばかりで、高い教育費にあえぎ、安い年金のため老後の備え
まで個人がしなければなりません。税金は使われ方が不明で
道路の掘り返しや立派な自治体や政府の建物ばかりが目立ちます。

今のうちに国民が本当に納得できる社会を目指さないととりかえしの
付かない日本になりそうです。あぶない橋を渡ってまでバブルを
目指す安倍政権はかなり心配です。


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