肝動注化学療法の種類 その2

2016.09.13

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

昨日の記事でも書きましたが、
進行肝臓癌に対する肝動注化学療法には
いくつか種類があります

昨日、ご紹介しましたのは
Low dose FP

本日ご紹介しますのは
インターフェロンと5-FUを組み合わせた
FAIT


この種類の肝動注化学療法は
関東地方でよく行われている傾向があります

5-FUを持続的に動注して、
インターフェロンを皮下投与する治療です


これも2006年ごろに報告があります

116名のステージ4aの肝臓がん患者に
インターフェロン+5-FU投与を行った研究です


16%に完全奏功、
36%に部分奏功

効いた人を合わせると52%となかなか高率に小さくさせる力があります

ですが、この論文でも奏功群の命を延ばせるが、
奏功しない群ではなかなか命を延ばすのが難しいと結論づけていました

どの治療にも奏功する癌のグループがあります
治療戦略で大切な事の一つは
一つの治療の効果が出ない場合に
次の種類の治療を行い
効果が出る治療を探し当てる事です


どれだけ次の治療のオプションを持っているかというのは
非常に大切なのです

一つの種類の治療にこだわる必要はありません

私、2代目ガンちゃん先生としては
門脈動脈同時塞栓療法
肝動注化学療法 New FP療法を中心に治療戦略を組みますが


効果が乏しい場合は、
新しい塞栓物質を使用したり、
異なる抗癌剤を使用したり、
放射線治療が必要ならよい施設を積極的に使います
ネクサバールも使います


どの治療も良い点があるので
それを活かして・・
結果として患者様が元気に長生きしてもらえれば
それで良いのです

それが集学的治療なのです

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