肝生検
2012.11.27
おはようございます。
昨日は、外来の後、肝疾患懇話会に出席しました。
肝生検が診断に有用であった4例が提示されました。
2例はサルコイドーシスで、1例は悪性リンパ腫、1例は
粟粒性結核でした。
いずれもめずらしい疾患で勉強になりましたが
サルコイドーシスの2例は、あらかじめサルコイドーシスであることが
わかっていた症例で、肝生検は必要なかったと思いました。
肝臓専門の内科の先生方は、肝生検を安易にしすぎと思います。
肝生検は肝臓に針を刺して組織を取る検査ですので
一定の割合で合併症が起こります、死亡例もあります。
他の検査や情報で診断がつくときはしないほうが良いと思います。
特に腫瘍生検は慎重にしてほしいと思います。
肝癌では、動脈門脈シャントを作り、その後に広げたり
治療を難しくしますし、出血のリスクが高まります。
早期肝癌では、門脈域が取れませんので、診断が混乱するだけです。
腫瘍生検は必要ないという論文もあります。
今日も手術があります。
ガン張っていきますか・・!!
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2例はサルコイドーシスで、1例は悪性リンパ腫、1例は
粟粒性結核でした。
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わかっていた症例で、肝生検は必要なかったと思いました。
肝臓専門の内科の先生方は、肝生検を安易にしすぎと思います。
肝生検は肝臓に針を刺して組織を取る検査ですので
一定の割合で合併症が起こります、死亡例もあります。
他の検査や情報で診断がつくときはしないほうが良いと思います。
特に腫瘍生検は慎重にしてほしいと思います。
肝癌では、動脈門脈シャントを作り、その後に広げたり
治療を難しくしますし、出血のリスクが高まります。
早期肝癌では、門脈域が取れませんので、診断が混乱するだけです。
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