肝癌~はじめのころ~

2013.02.18

おはようございます。

昨日は、ストックフォルムの息子に送るいろんな物を
買いに近所のスーパーにお買いものに行きました。
人ごみの中、指定のいろんなものを見つけて買うのは
大変でした。

ある雑誌から、原稿を頼まれ書き上げましたが昔のことを
思い出しました。

30年以上前、北九州で初めての全身型CTを備えた病院に
就職した私は、必然的に肝癌の患者さんを見る機会が多かったのです。

当時は、エコーもない時代で、ほとんどの肝がんは進行がんで
治療法といえば、抗がん剤の動注療法ぐらいしかなく、ほとんどの
患者さんが、効果もなく悲惨な状態でした。

いろんな論文を調べるうち、腎がんに対してゼラチンスポンジ細片と
抗がん剤を混ぜたもので塞栓して、
有効であったという論文を見つけました。

肝臓の右全体に肝癌が広がった患者さんに説明し、了解を得た私は
思い切って、右肝動脈をしっかり塞栓しました。

患者さんは痛みと発熱で苦しみましたが、肝癌はうまく消え
退院することができ、当時としてはめずらしく3年生存してくれました。

それに意を強くした私は肝動脈塞栓術いのめりこんでいきました。
そういうなか、山田先生の肝動脈塞栓術の最初の論文がでました。

開業までに9回もシンポジストをする機会を得て、
いろんな工夫をしながら亜区域塞栓術にたどりつき、
長期生存してくれる患者さんもでてくるなか、
20年前開業したのです。

さてと、今週も始まりましたね。
疲れが少し溜まってきておりますが、
ガン張りますか・・!!

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