肝硬変

2010.05.27

おはようございます。

今日は、肝硬変についてお話したいと思います。

肝臓の細胞が、慢性肝炎で脱落していき、
線維という組織にかわって、
肝臓が小さく硬くなった状態を肝硬変と言います。

再生結節という線維に囲まれた結節がたくさん出来ます。

肝炎の自然経過

日本には約40万人の肝硬変患者がいるとされ、
先日からお話しております「肝臓病について」の中でもご紹介しました、
ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、
アルコール性肝障害、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、
ヘモクロマトーシス、自己免疫性肝炎などの
あらゆる慢性肝疾患が原因となり、
これらの慢性肝炎が進行した最終像なのです。

肝臓の能力が残っている間を代償期、
肝臓の能力がなくなって、
黄疸、腹水が出る状態を非代償期と言います。

肝硬変になると、肝ガンになるリスクが大きくなりますし、
肝臓の能力が落ちますので、肝不全で死に至る
可能性が増えます。

また、門脈圧亢進症となりますので、
腹水が溜まりやすくなり、食道静脈瘤がやぶれて、
大出血するリスクも増えます。

肝性脳症という状態にもなりやすく、
多くはアンモニアが溜まり、意識が悪くなり、
ひどくなると昏睡から死亡します。

肝硬変にならないようにするためには、
日々の生活習慣を見直したり、禁酒や、
インターフェロン治療など
慢性化する肝臓病は、早いうちに治さないといけません。

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