肝臓がんが繰り返し出来るのはなぜか?

2017.10.15

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

昨日も
二つ目の発表
日本消化器病学会でしてきました

二つ目の発表は
基礎研究の発表でした

肝臓がんがなぜ出来るのか?
についての研究です


肝臓に炎症が起こり傷ができます
その傷が修復され硬くなっていくのが
肝硬変です

その過程で
癌化のきっかけ
遺伝子の変化が起こり
肝臓がんの芽ができ
それが育ち顕在化します


ですが・・・一つの疑問が上がります

一度肝臓がんが出来て
手術でうまく完全に切除出来た場合に


その後
何度も肝臓がんが出来てくる人


その後ずっと癌が出てこない人がいます

その理由はなんでしょうか?

今回の研究はその疑問を明らかにするために行った研究です
と言ってもそんなにたいそうな研究では無いのですが・・・

調べてみますと
肝臓がんが出てくる背景の肝臓組織の遺伝子に
様々な要因で後天的な遺伝子の修飾・変化が起こっている様です


漠然とした書き方ですが、
細かく書くと・・だいぶややこしい話になります(笑)

そういう遺伝子の修飾・変化を
エピゲノムと呼ぶのですが、
その中でもDNAのメチル化という変化に違いがある事が分かりました

DNAのメチル化を評価する事で
今後の肝臓がんが再発しやすいとか
しやすくないとかが
分かるかもしれない


・・・という話を学会でもしたのですが・・・・

みんな興味無いのか、分からないのか
質問も無く
寂しかったです・・泣


基礎研究の発表は
いつもそんな感じです(笑)

そして
発表が終わって、
岩本内科に戻って
前日の治療の患者さまへの説明や回診をして

その後は
家で勉強して・・・
盛りだくさんの疲れる・・・いやいや充実した一日でした

さて、今日は・・・今日こそは
ゆっくりしようかな
いや・・・家族サービスかな

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ