肝臓がんにおける免疫治療と癌血管を標的とした治療の組み合わせ

2019.04.18

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

肝臓がんの治療は
今後、大きく変わります


一つ、
とても注目される
治療方法が、

免疫治療と
癌血管を標的とした治療の
併用療法
です

具体的には
オプシーボの様な薬と
レンビマ、ネクサバールなどの薬の併用療法
です


オプシーボの様な薬は
抗PD-1抗体、
抗PD-L1抗体と言いまして、

いま、様々な癌の種類で効果が期待されている
癌を免疫で治療する薬剤
です

それら薬剤の単独の治療効果は
肝臓がんでは
癌を小さくさせる効果が20%程度

まずまず・・と言った治療効果です

これと、
レンビマやネクサバールなどの薬剤を組み合わせた治療が注目されていて、
その効果は50%を超える報告がされています


いまその臨床試験が行われている段階です

レンビマやネクサバールという薬は
癌の血管を抑えることから
血管新生阻害剤
と呼ばれます

癌の血管を抑える事が
免疫治療となぜ相性がいいのか・・・

まだまだ完全には解明されてはいませんが、
たくさんの研究がされています


例えば、
癌の血管を作る物質に
VEGF
というのがありますが、

スライド1

このVEGFは癌の血管だけでなく、
癌の免疫にも関わっているという報告があります


そして、レンビマなどの血管新生阻害剤が
VEGFをブロックしますと、

癌の免疫がしっかりと働くように変化するのです


まだまだ沢山の報告がありますが、
かなりマニアックなので割愛しますが、

よい組み合わせ治療が新たに出てくることは
癌治療に大きな変革をもたらしますので
とても良い事です

楽しみです


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