肝臓がん

2014.01.03

おはようございます。

小春日和の正月がつづき、昨日は4女と孫をつれて
動物園に行ってきました。ポニーに乗れるようになった
2歳の4女は、得意げにポニーにのってご満悦でした。
ふくろ手長猿の鳴き声にはいつも感心します。
いくつになっても、動物園はけっこう楽しいのです。

ウイルス対策の進んだ日本では、肝癌死亡は頭打ちになってきて
昨年あたりから、癌死の第4位になってきていますが、それでも1年間に
32000人あまりの日本人が肝癌で亡くなっています。
世界では肝癌は癌死の第3位で、1年間に550000人が
これで亡くなっています。

70%あまりは、肝炎ウイルスが原因です。
日本ではC型の占める割合が大きいのですが
世界では、B型が大きな問題です。
モンゴルではB,C両方の同時感染が多く死因のトップです。
最近先進国では、インスリン抵抗性の問題から
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)や糖尿病が原因として注目されて
います。アフラトキシンは有名な発がん物質ですがまだまだ問題です。

診断は、慢性肝障害のある患者さんに
定期的にAFPやPIVAIIの腫瘍マーカーを
測定することや画像診断を繰り返すことで、
早期診断も可能になって来ています。
しかし、画像診断にもそれぞれ欠点があります。エコーは簡便ですが
盲点が多いので、他の画像との組み合わせが必要です。
今はやりのEOBMRIは、肝細胞相で黒く抜けるのはあくまでも正常でない
結節でかならずしもガンではないことを理解しておかないと
誤診の原因になります。
ダイナミックCTはかなり良い検査ですが、被爆の問題があります。
肝臓は症状のでない沈黙の臓器ですので、症状が出た肝癌はかなり進行
しています。

治療については明日にします。
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