脳死肝移植

2013.12.28

おはようございます。

昨日は寒い1日でした。私は休みでしたが
午前中、回診と正月の間の指示だしにいき、手術後の
説明や、退院の説明をしていますと、嬉しい患者さんが
お礼報告にきてくれました。

C型肝硬変、肝がんで治療していた50代の患者さんが
肝硬変が進行し、黄疸が上昇し、小さな肝癌が再発しました。
それまで、インターフェロンの2剤併用療法は無効で、
3剤併用療法はウイルスは陰性化しましたが、副作用のため
継続できず、結局C型は治りませんでした。

肝癌はできるたび、私の門脈動脈同時塞栓療法で消してきましたが
3剤併用療法のあたりから、肝硬変が進行し、肝性胸水や
黄疸が上昇するようになり、肝不全で入院、いろいろ治療しましたが
黄疸が下がらず、小さな再発肝癌がみつかり、移植をしてもらう
ことにし、10月、九大を紹介しました。

はじめ生体肝移植のつもりでしたが、脳死肝移植の順番待ちの
上位に入れてくれ、無事脳死肝移植をうけることができました。

無事退院し、昨日ご家族一緒にあいさつに来てくれました。
元気そうでした。家族の皆さんみんなにこにこ嬉しそうでした。

本当によかったね、これからも拒絶やC型との戦いは続きます。
頑張っていきましょう。と言いますとうれしそうに頑張りますと
こたえてくれました。

脳死肝移植も身近になってきました。

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