PET/CT診断の今

2012.07.26

おはようございます。

熱いですね。体力を消耗した患者さんが増えてきました。
体調の管理には注意が要ります。

昨日、外来を済ませ、勉強会に出席しました。
一つは、熊大の白石先生のPET/CTのおはなしでした。

PETは、FDGにγ線をだす18Fをくっつけたものを投与し
糖代謝の活発な細胞に取り込ませて、体外から検出する
検査ですので、悪性度の高いガンや炎症組織の検出に
力を発揮します。

逆に言えば、小さなガンや比較的おとなしい高分化ガンの
検出は苦手です。

ですから、ガンがあり、転移の有無を調べたりするときや
病変があり、ガンかどうか迷うときのサポート診断
には有用ですが、いつも炎症との鑑別が必要です。

即ち、早期がんや小さいガンの存在診断は不可能なのです。
簡単に治るガンは見つけることが出来ません。

ですから、PET検診で安心はできません。
年1度は、きちんと人間ドックを受けて、胃カメラ、CT検査
大腸内視鏡、婦人科検診などをしないと、ガンを早期に
見つけることはできません。

検査の中身を調べて受ける必要があります。
今日も2例手術があります。
かなり疲れが溜まってきていますが、頑張りますか。

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