Angio-CTによる肝癌の診断

2010.10.07

おはようございます。

ガンちゃん先生の医院にあります
アンギオCT(Angio-CT)は、すばらしい肝癌の診断機器です。
手術中
最近、エコーやCT が進歩し、肝臓のとても小さな
病変を検出できるようになってきましたが
正確に肝癌を診断するのは、以外に難しい場合があります。

多くの病院では、細い針で生検しますが
ガンちゃん先生は、反対です。

針生検では、早期肝がんと良性結節と区別がつきませんし
典型的な肝癌は、血管の塊ですので、針を刺すことでがんをひろげたり
動脈門脈シャント(APシャント)を作ったりする可能性があります。
出血で死にいたる場合もあります。

アンギオCTは、肝臓の病変を門脈血流、動脈血流を
きちんと分けて診断できます。
典型的な肝癌は、動脈で栄養され門脈がありませんので
肝動脈CT(CTHA)で白くなり、門脈CT(CTAP)で真黒になります。
典型的肝癌 Angio-CT
典型的肝癌 エドモント2型

早期肝がんは、門脈内に浸潤があり動脈新生が無いものですので
CTAPでは灰色になり、CTHAでは白くなりません。
早期肝癌 Angio-CT
早期肝癌 


アンギオCTは、素晴らしい検査ですが、高価で保険適応が
ありません。
私の医院では、サービスで患者さんに利用してもらっていますが
大変なのが実情です。

さて、本日も手術があります。
ガン張って行きますか!!

------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
 これからもよろしくお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →