C型肝炎

2010.05.21

おはようございます。

今日は、C型肝炎についてお話をします。
今話題の病気の一つになります。

昨日お話しましたB型肝炎同様
人口の1~2%の日本人がこの病気で苦しんでいます。

C型肝炎ウィルスはRNAウィルスで、
血液を介してうつります。

主な原因として、血液製剤の点滴や、
針刺し行為でうつります。
(入れ墨や覚せい剤の回しうちは非常に危険です)

ですので、B型肝炎のような母子感染はまれです。
またC型ウイルスは体液にはふくまれませんので
性交など日常のことではうつりません。

そういえば、昔は予防注射の針もかえず、
使いまわしされておりました。

うつりますと、一部の人は急性肝炎になりますが、
ほとんどの人は、ダラダラと続き、
自然にはほとんど治らない、慢性肝炎となり、
20~30年の経過で肝ガンや肝硬変となります。
(もちろんこの時点でも症状はありません)

今、日本人は1年間に約3万2千人の人々が、
肝ガンで亡くなられていますが、
その80%がC型肝炎です。

治すためには、インターフェロンしかありません。
週1回のインターフェロン治療と
リバビリン製剤の服用が、現在のC型肝炎治療の主流です。

治りやすい、2グループは半年で、80~90%が治癒します。
治りにくい、1グループは1年~1.5年、続けることで
約60%が治ります。

副作用は、発熱、脱毛、血球減少や貧血等がありますが、
ガンちゃん先生のところでは、550人以上の患者さんを
診てきておりますので、適格な対処が出来、
ほとんどの患者さんが最後までやり遂げられています。

公費負担制度が拡充され、
月1~2万で、治療がうけられます。

もう一つ、良いお知らせがあります。
あと、1年くらいすると・・・新しいお薬が出て、
さらに治療効果があがると言われております。

残念ながら、インターフェロンを含めて、すべてのC型の
お薬を開発したのは、海外のメーカーです。
日本のメーカーや研究者も、もうすこし頑張ってほしいものです。

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