EOBMRI診断の問題点、その3
2012.01.28
おはようございます。
肝臓の画像診断の進歩は、めざましいものがあり
種々のイメージ診断で小さな病変を検出することが
できるようになってきています。
今、注目されているのは、プリモビストを使用した
MRI検査(EOBMRI)です。プリモビストは、血流情報や
20分後の肝細胞相で、腫瘍など正常でない細胞では
取り込まれませんので、便利な造影剤です。
ところが、肝細胞相でとりこまれないのは、全て腫瘍と
誤解している、放射線科の先生が多いのです。
実際は、炎症や過形成結節でもとりこまれませんので
私の患者さんでも、膵ガン術後で、胆管炎をくりかえす方が
あやうく、抗がん剤治療されそうになったり、
癌でもない結節が、ガンと診断されたりしています。
早期肝癌の国際的コンセンサスを十分に理解されていない
病理の先生が意外と多いので、話はよけいに難しくなります。
今日の肝血流動態イメージ研究会でも、同じような
演題がいくつかでていますが、説得できるか、難しいのです。
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私の患者さんでも、膵ガン術後で、胆管炎をくりかえす方が
あやうく、抗がん剤治療されそうになったり、
癌でもない結節が、ガンと診断されたりしています。
早期肝癌の国際的コンセンサスを十分に理解されていない
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