早期肝癌の見解

2012.01.30

おはようございます。

昨日の肝血流動態イメージ研究会のシンポジウムの
信州大学の上田教授の基調講演で、早期肝癌への
一つの見解が示されました。

早期肝がんは、ある程度経過をみることができるもので
診断については、EOBMRIでの、low-lowまたはiso-lowは
早期肝がんの存在を示唆するもので、より確かにするためには
アンギオCTが必要である。とのことでした。

私の以前からの、主張とほぼ同じで、ある程度納得できるもの
でした。私は、EOBMRIの肝細胞相のlowは、あくまでも
正常でない肝細胞ですので、全てが腫瘍と思ってはいけないと
思っています。

医学は、日々進歩していきます。とくに画像診断機器の進歩は
目の見張るような進歩です。しかし、それを使いこなすには
きちんとした、臨床や病理の検討があってはじめて意味のあるものに
なっていきます。そういう意味で、この会は今後も続いていって
欲しいと思います。

帰りに、神戸の街を少しあるきましたが、震災から
みごとに復興しているのに感動しました。
長女が、武庫川女子大学に入学し、震災まもなく、瓦礫の中を
部屋探しに、神戸の街を歩いたのですから、、。
神戸にて1
東北の復興も強く願っていますが、今の政治のありようで
きちんとした復興ができるのか、危惧しています。

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