イタリア紀行５　～学会発表～ | 岩本内科医院 | 北九州市小倉にある肝がん治療が特徴の内科

おはようございます。

無事、発表も済み、門脈動脈同時塞栓療法の素晴らしい成果について
発表しましたが、Tarantino教授から「素晴らしい仕事ですね」と
お言葉をいただきました。
会場の皆さんからは、盛大な拍手をいただきました。

イタリアも内科の先生方がRFAに頼っておられ、
それについていくつかの発表がありましたが、
私は遅発合併症についてのスライドで追加発言をさせていただき、
RFA礼讃に注意をしました。

Torzilli教授の我々は、BCLCが嫌いだ、という発表があり、
RFAに重きを置くBCLCのガイドラインを批判していました。
私も同感で、あとで名刺を交換しました。

日本大学の川本先生が興味のある発表をされましたが、
川本先生は、RFA後の腫瘍の播種にRFA中に発生するガスが、
関与するのでないか？と考えられ、RFA中の腫瘍の内圧上昇を証明し、
肝静脈に血管内視鏡を入れ、RFA中に大量のガスが肝静脈に流れてくる
画像を提示されました。
私が以前から注意を喚起していますが、RFAは決して安全な治療ではない
一つの証明の発表だと思います。

小さいながらも熱心な学会で楽しく思いました。
いつの間にか英語での討論も自由にできるようになり、
少し自己満足しています。

今のラヴェロは気候も最高で、あちこちに花が咲き、
散歩には最適です。
料理も美味しいレストランを見つけ、昨日は昼・夜と通いました。
Cumpa Cosimo（クンパ・コジモ）というお店です。

ホテルでの食事も美味しかったです。

今日はアマルフィー海岸を通って、
ローマに移動します。
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