血管造影の技・・・パート2

2014.08.26

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前の記事で
肝臓がんの治療で
マイクロカテーテルを使うという記事を書いたと思います

今日はその続きです

1mm以下のマイクロカテーテルを
肝臓の癌を栄養する動脈まで
進めていきますが・・

進めていくために必要な道具が
あります・・・

それは・・・
ガイドワイヤー!

ガイドワイヤー

ガイドワイヤーは
細い針金のようなもので

マイクロカテーテルの中に
通すことができます

中に通して、
カテーテルの先端から5 cm程出します

・・・
このガイドワイヤーの先端は
色々な形に曲げることができ
・・またもとに戻すと戻るという
形状記憶なワイヤーなのです

癌の動脈に行くまでに
血管は何度も枝分かれします

その枝にマイクロカテーテルを挿入する為に
ガイドワイヤーを
その枝分かれに合わせて形を曲げて
ワイヤーをくるくる回しながら、
分かれた血管に挿入します

そして、そのワイヤーに沿わせて
マイクロカテーテルを進めていきます

ですので・・
このガイドワイヤーの曲げ方に
一つの匠の技があります

・・それは、企業秘密です(笑)
・・・という程のものではないです(笑)

が・・・
この血管の形にはこの曲げ方!
あの血管の形にはあの曲げ方!

ガンの動脈に達するまで
次々と技を繰り出します・・

曲げの形
曲げの大きさ
カテーテルから出す長さ
カテーテルとの連動した動き
呼吸
・・・・など何通りもの組み合わせがあります

ガンの動脈に到達すること
と、いかに早く到達できるか・・・
が大切です

治療時間が短いほど、
患者様への負担が小さいからです

ですので、最短かつ最速で
ゴールまで到達できる
ガイドワイヤーの曲げ方を
考えます・・・

・・・でも本当の匠は・・・
あまり曲げを使わずに
癌の動脈まで到達する事です

うーーん・・・奥が深い・・・

そして・・・
全ては患者様のために・・です

そういえば・・・
スウェーデンはもう15度前後に
なってきました
・・・暖房がまだ動いてないので、寒いくらいです

日本はまだまだ暑いですよね
夏バテせずにみなさんお過ごしください

岩本内科医院では看護師さんを募集しております。ご興味のお有りの方はご連絡ください。お待ちしています。

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