メダルつながり・・・ノーベル賞生理学賞 2014

2014.10.07

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本日もご訪問頂き、ありがとうございます!

山口院長先生!
昨日の様な記事は・・・いかんです

すごく寂しくなってしまいました(笑)
でも、一方で、すごく山口先生や岩本内科のスタッフ全員に
感謝の気持ちでいっぱいになりました

ありがとうございます!
僕自身のこちらでの仕事も
ゆっくりですが、目途も少しずつ
たってきました

もうひと踏ん張りですので、
ガンばります!!

なんと奇遇なことでしょう

初代ガンちゃん先生も
メダルをもらいましたが・・・

本日は僕もメダルの話です!!
紅葉

スウェーデンもだいぶ秋めいて・・というか通り過ぎて、
冬に近づいておりますが・・・(笑)

スウェーデンには・・・
というか、僕の仕事場
カロリンスカ大学の秋の風物詩
があります

・・・それは、ノーベル賞発表です

ノーベル像とノーベル賞発表会場

以前にも、書きましたが
ノーベル生理学賞の選考と発表は
カロリンスカ大学で行われます。

ブログの為に
発表会場まで行ってまいりました

と言っても、中までは入れませんでしたけど・・・
残念です

会場内のモニター

スウェーデン国営放送
スウェーデンの国営放送が来てました

今年の受賞者は、
John O`Keefe
May-Britt Moser and Edvard I.Moser

の3名でした

テーマは
脳内で場所を認識する細胞の発見です
Nobel 2014

O`Keefe氏は
脳の中で記憶を司る領域の海馬の中に
特定の場所で活性化する細胞を見つけました。

これを彼は“Place cells”と名付けました。

簡単に言うと、
仕事場にいる時に活性化されているPlace cells
家にいる時に活性化されているPlace cells
・・・私たちは、私たちがいるそれぞれの場所を認識する
脳の神経細胞が存在することを彼は発見した様です


次に、Moser夫妻は
“Grid cells”を発見しました。

Grid cellsとは、脳嗅内皮質と呼ばれる場所のそばに位置する細胞で
目的の場所へ向かうためのナビゲーションを
担う細胞の様です


つまり、このPlace cellsとGrid cellsは
生物の位置情報を認識し、ナビゲーションを担当する
細胞と言え、
言い換えると、いわゆる生物のGPS機能とも
言える能力を担っている細胞たちです


O`Keefeさんの発見は1971年・・
もう50年近く前の発見で
・・・今になってノーベル賞を獲得するというのも
とても面白さを感じます

学問における発見としては
面白いと思いますが、

これらが、病気にどれだけ関わるのか
病気の治療にどれだけ寄与するのか

これらには疑問を感じますが・・・

例えば、認知症の方などの
このPlace cellやGrid cellの活性化が
通常に比べ違いがあるとか・・・

その辺りになると、病気に対する
アプローチにもなってくるかもしれません

そんな話はさておき・・・
私は私で
自分の今のプロジェクトに
真摯に取り組むほかありません

ノーベル賞なんてほど遠い研究ではあるけど、
それでも、ひたむきに
少しでもこの発見が患者様に
つながるのであれば、
それでいいと思います

岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のおありの方は是非ご連絡ください。お待ちしています。

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