肝臓がんは なんで やっつけても やっつけても 出てくるのか?
2014.08.09
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ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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本日もご訪問頂き、ありがとうございます!
山口院長先生!
金沢というと
・・肝臓がんの治療では有名な施設があるところですよね
いろいろな事情があったとは思いますが・・
なんでなんでしょうね?
今日は、肝臓がんの特徴について
癌はヒトのほとんどの部位に出来ます
胃がん、肺がん、乳がん、子宮がん・・などなど
では、その中でも肝臓がんのみ見られる特徴とはなんでしょう??
いくつかありますが・・・
一つは・・・
多中心性発生です
一つの臓器に複数の癌ができてくるという意味です
肝臓がんの再発には二通りあって・・
1. 最初のガンが残存してもしくは周囲に転移して、再発する場合(局所再発、肝内再発)
2. 最初のガンとはまったく異なる新しい肝臓がんの発生(多中心性発生)
他の臓器のガンでは
うまく、最初に出来たガンを治療することができたら
その後、再発するリスクはかなり減少しますが・・
肝臓がんの場合、
最初に出来たガンを治療しても、
その後に、新たにガンが発生するリスクが高いということです
ですので・・・
肝臓がんの根治治療後でも
年に15~20%と高い確率で再発してきます
厄介です・・・
では、なぜこの様に次から次と新しい肝臓がんが出てくるのか?
多中心性発生をするのか??
それは、肝臓がんの発生場所である・・
肝臓に問題があるからです
肝炎ウイルス、アルコール性肝炎など
慢性的に肝炎が起こる状態の方に
肝臓がんはできてきます・・
多くは肝炎の状態が進み
肝硬変という肝臓が固く変わってしまった状態になった
場合に肝臓がんが出来てきます
要は・・・
最初のガンを治療しても
ガンが出来やすい母地は
変わっていないから・・また、同じようにガンが出来てくるということです・・・
では、どう予防するか??
ガンの発生母地である肝臓を治療する必要があります
肝臓の数値であるGOT (AST) GPT (ALT)をいかに正常値まで抑えこむ
B型肝炎ウイルスの場合・・B型肝炎を抑える抗ウイルス薬の内服
・・・これは生前、初代ガンちゃん先生が検証し発表しました
C型肝炎ウイルスの場合・・可能であれば、C型肝炎を抑える抗ウイルス薬の治療
アルコール性肝炎の場合・・禁酒
といった、肝臓の炎症を抑えるか原因除去の治療をすると
これらの再発を抑えることができます
しかし、肝硬変が進みすぎている場合は
ウイルスを抑える治療が出来ないこともあったり
・・・そのあたりがなかなか難しい点です
・・・という事で、
肝臓がんの再発に二通りあると説明しました
1. 最初のガンからの再発
2. 多中心性発生
学問的な問題点で言うと・・
今のところ、肝臓がんが再発した際に
1.の再発なのか2.の再発なのか
はっきり区別する事ができないことです
再発の経過、様式である程度推測はできるのですが
・・あくまで推測です
ラジオ波治療、肝動脈塞栓術などの
治療効果の判定の場合・・
それが局所の再発なのか
多中心性発生による再発なのか・・
その判断は主観的なので
治療効果の判定がどうしても怪しくなってしまうのが問題です
要は、局所再発や肝内再発の場合だと
行った治療の根治性が低かったことになりますが、
多中心性発生とみなすと
・・・治療は効いたが、また新たにガンが出てきたという事になります
それぞれの治療方法の根治性に影響が出てくる訳です。
ということで・・
本日は
肝臓がんの他のガンには無い特徴
その再発を予防するには?
治療効果判定の際の問題点
について説明しました
長文読んでいただき
ありがとうござました
肝臓がんの病態を少しでも明らかにして
治療に結び付けられるといいのです・・・
岩本内科医院では、看護師さんを募集しております。ご興味のお有りの方は、ご連絡下さい。お待ちしています!
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いろいろな事情があったとは思いますが・・
なんでなんでしょうね?
今日は、肝臓がんの特徴について
癌はヒトのほとんどの部位に出来ます
胃がん、肺がん、乳がん、子宮がん・・などなど
では、その中でも肝臓がんのみ見られる特徴とはなんでしょう??
いくつかありますが・・・
一つは・・・
多中心性発生です
一つの臓器に複数の癌ができてくるという意味です
肝臓がんの再発には二通りあって・・
1. 最初のガンが残存してもしくは周囲に転移して、再発する場合(局所再発、肝内再発)
2. 最初のガンとはまったく異なる新しい肝臓がんの発生(多中心性発生)
他の臓器のガンでは
うまく、最初に出来たガンを治療することができたら
その後、再発するリスクはかなり減少しますが・・
肝臓がんの場合、
最初に出来たガンを治療しても、
その後に、新たにガンが発生するリスクが高いということです
ですので・・・
肝臓がんの根治治療後でも
年に15~20%と高い確率で再発してきます
厄介です・・・
では、なぜこの様に次から次と新しい肝臓がんが出てくるのか?
多中心性発生をするのか??
それは、肝臓がんの発生場所である・・
肝臓に問題があるからです
肝炎ウイルス、アルコール性肝炎など
慢性的に肝炎が起こる状態の方に
肝臓がんはできてきます・・
多くは肝炎の状態が進み
肝硬変という肝臓が固く変わってしまった状態になった
場合に肝臓がんが出来てきます
要は・・・
最初のガンを治療しても
ガンが出来やすい母地は
変わっていないから・・また、同じようにガンが出来てくるということです・・・
では、どう予防するか??
ガンの発生母地である肝臓を治療する必要があります
肝臓の数値であるGOT (AST) GPT (ALT)をいかに正常値まで抑えこむ
B型肝炎ウイルスの場合・・B型肝炎を抑える抗ウイルス薬の内服
・・・これは生前、初代ガンちゃん先生が検証し発表しました
C型肝炎ウイルスの場合・・可能であれば、C型肝炎を抑える抗ウイルス薬の治療
アルコール性肝炎の場合・・禁酒
といった、肝臓の炎症を抑えるか原因除去の治療をすると
これらの再発を抑えることができます
しかし、肝硬変が進みすぎている場合は
ウイルスを抑える治療が出来ないこともあったり
・・・そのあたりがなかなか難しい点です
・・・という事で、
肝臓がんの再発に二通りあると説明しました
1. 最初のガンからの再発
2. 多中心性発生
学問的な問題点で言うと・・
今のところ、肝臓がんが再発した際に
1.の再発なのか2.の再発なのか
はっきり区別する事ができないことです
再発の経過、様式である程度推測はできるのですが
・・あくまで推測です
ラジオ波治療、肝動脈塞栓術などの
治療効果の判定の場合・・
それが局所の再発なのか
多中心性発生による再発なのか・・
その判断は主観的なので
治療効果の判定がどうしても怪しくなってしまうのが問題です
要は、局所再発や肝内再発の場合だと
行った治療の根治性が低かったことになりますが、
多中心性発生とみなすと
・・・治療は効いたが、また新たにガンが出てきたという事になります
それぞれの治療方法の根治性に影響が出てくる訳です。
ということで・・
本日は
肝臓がんの他のガンには無い特徴
その再発を予防するには?
治療効果判定の際の問題点
について説明しました
長文読んでいただき
ありがとうござました
肝臓がんの病態を少しでも明らかにして
治療に結び付けられるといいのです・・・
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