膵臓病について-2 膵炎

2010.06.10

おはようございます。

今日は、膵炎についてお話します。

膵臓の炎症を「膵炎」といいます。
大きく分けると急性膵炎と慢性膵炎の2つがあります。
いずれも、こわい疾患です。

前回、お話しましたように
膵臓は消化吸収に必要な酵素をだします。

急性重症膵炎では
この酵素が、膵臓の外へもれてきます。
蛋白質や脂肪を、溶かすものが外へもれてくるのです。
生命にかかわります。

慢性膵炎では
消化吸収の酵素や糖代謝のホルモンが減り、
消化吸収障害や重症糖尿病をひきおこします。

◆主な原因は・・・
アルコール 脂肪の過飲過食、胆石、膵管胆管の通過障害や
特発性(原因不明)があります。

◆診断方法は・・・
血液や尿中の酵素の値やエコー CTが役立ちます。
最近、自己免疫性膵炎というものもわかってきて、
IgG4という蛋白質が診断に役立ちます。

◆治療方法は・・・
急性膵炎のときは
大量の輸液 絶食 膵酵素阻害剤の投与などをおこないます。
慢性膵炎では、消化酵素の投与、
糖尿病の治療などをおこないますが
禁酒や食生活の改善が大切です。

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