IVR手術って

2010.02.20

おはようございます。

今週は、火曜日・木曜日と2人の患者さんの
肝臓がんの手術をおこない、
今日(いつも週末)はバテバテです。

手術中は、重たいなまりの入った
放射線のプロテクターを着て、2~4時間の手術をするのですが、
さすがにこの歳ではこたえます。

放射線障害もばかには出来ず、開業して10年は、
古いオーバーチューブ(頭の上からレントゲンがでます)で
私のIVR手術(細いカテーテルを使用した)を続けて来ました。

ある日、突然、頭のてっぺんがスカンクのように
真っ白になり、バサリと髪が抜けてしまいました。

さすがに少しショックでしたが、
これもIVR手術の専門家である勲章と思い
開き直っていました。
手術中
最近は、新しい高価な機器を使用おりますので、、
レントゲン被曝量も減り、
フィリップスの外科用イメージは、
アンダーチューブ(下からレントゲンが出ます)ですので
だいぶ、はげはなくなって来ましたが・・・
今度は、下の髪が少し心配です・・・(苦笑)

このように医者の仕事は体力勝負ですので
日々、食事に気を使い、毎週、2~3日は水泳に通っています。

ちなみに、ガンちゃん先生は医者になって、
30数年、1日も休んだことがありません。

一昨年末、事故に遭い、かなり負傷しましたが、
その翌日、ある患者さんが吐血をし、運ばれてきました。
食道静脈瘤の破裂でした。
直ちに止血をしないと死んでしまいますので、
EVR(内視鏡的静脈瘤結束術)で止血しまして、
一命をとりとめました。

この患者さんは、進行肝がんですが、
17年目の現在まで生存中で元気におられます。

医者の仕事って、見た目よりも大変です。
患者さんの命を守るためには
自分の身体のことなど、かまっておられません。

これからも日々、患者さんとともに頑張って行きます!



------------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、クリックをお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →