アンギオCTの有用性、コロナ

2012.12.11

おはようございます。

寒くなり、ボーナスシーズンですね。
40人近いスタッフに満足してもらえるボーナスを
支給するのは、大変でした。来季からはもっと
合理的な評価制度を考えたいと思います。

アンギオCTの有用性は、以前から書いてきましたが
肝癌の質的診断にも有用です。肝癌は肝動脈で栄養され
ドレナージ血管から門脈に流出するという血行動態を
持っていますので、肝動脈から造影剤をいっきに流し
MDCTを撮り続けます(シングルレベルダイナミックCTA)と
特徴的な画像が見られます。

まず栄養動脈から造影剤が結節の周囲に広がり、中央部
の造影剤が消えていき、結節の周辺の造影剤がリング状に
残り(コロナ)、消えていきます。

これは肝癌に特徴的なサインで、これがあれば肝癌と
診断できます。他の多血腫瘍との鑑別に有用です。
約40秒息止めをしてもらわなければなりませんので
少し大変ですが、正確な診断には欠かせません。

今日も2例手術があります。頑張ります。

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