多段階発癌説って本当なの!?

2010.05.28

おはようございます。

昨日お見せした図は、日本だけでなく世界中の
肝臓の専門の先生方が信じている、
『多段階発癌説』によるものです。

肝硬変の再生結節が、
異型結節(dysplastic ndodule)となり、
早期肝癌となり、さらに典型的な肝癌になる、
というストーリーです。

本当なのでしょうか!?

ガンちゃん先生は、多くの肝癌の切除例を持っています。
例えば、平成2年から2年間は状態の良い肝癌例、16例は
すべて外科切除をしてもらいました。
すると、16例のうち、12例は慢性肝炎だったのです。

多段階発癌説に疑問を持った私は、
2000年に、アンギオCTを導入してからは、
典型的な肝ガン以外の結節は、
経過をみて、典型的な肝ガンになってから治療することにしました。

2000年~昨年までに約700名の慢性肝疾患の患者さんを
丁寧にフォローしてきて115個の小肝ガンをみつけました。
私の成績
その結果、
昨年までに115個、2.0cm以下の小肝ガンをみつけましたが
早期肝ガンは、たった8個しかなく、
この早期肝ガンは、多段階に0.5年~5.5年の経過を持って
典型的な肝ガンになりましたが、
他の107例は、初めから典型的な肝ガンだったのです。
(デノボの発ガン)

昨年は、早期肝ガンの定義が国際的に決まりました。
小さな針生検では、早期肝ガンは診断出来ません。

今だに、多くの肝臓の先生方が、
針生検だよりに、肝ガンの治療を行っており、
ガンでないものも、ガンとして治療しているのです。
困ったものです・・・。

ガンちゃん先生は、
30年以上、初めから終わりまで患者さんを診てきました。
初めは肝臓の治療法すら、確立されておらず、
症状が出始めた頃にはもう・・・という患者さんをいっぱい診てきました。

今は、画像も良くなり、
小さな肝ガンも診つけられるようになりました。
私の治療(AS)では、ほとんどの肝ガンを1回の治療で消す
こともできるようになりました。

しかし、針生検は早期肝ガンの診断がむずかしいですし、
典型的な肝癌は、血管のかたまりですので出血や動脈、門脈シャント
をつくるリスクもあり、診断が困難な場合にかぎるべき
と思っています。


患者さんのために一番良い治療法を考え、
これからも、一緒にガン張ってまいります!

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