「出血傾向の原因は・・・?」

2014.08.06

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おはようございます。

最近、毎日のように肝臓の血管の夢を見る山口です。笑

ゲイ・パレード・・・・!!!

日本もそんなパレードがある日が来るのでしょうか・・・。

なんだか楽しそうです♪


先日、C型慢性肝炎で経過をみていた70歳女性が、
下血皮下出血を主訴に来院されました。

採血をしますと、ヘモグロビンが5.0しかなく、
かなり進行した貧血状態でした。

すぐに胃カメラをしましたが、食道静脈瘤の破裂などはなく、
大腸カメラでも出血源はわかりませんでしたが、
この患者さんは3年前から心房細動の為、
他院よりワーファリンを服用していましたので、
ワーファリンの過剰作用に伴う出血傾向を疑い、緊急入院して頂きました。

血液凝固に関係する因子のほとんどは肝臓で作られますが、
その際にビタミンKが必要です。
また、ワーファリンの作用として、
ビタミンKと拮抗し、凝固因子を作らせなくする為、
肝機能が良くない方や、ワーファリンの服用時の出血傾向時には
ビタミンK欠乏症も念頭においておく必要があります。

今回の患者さんは、出血傾向が起きる数日前、
転倒し、臀部から下腿にかけて大きな内出血を起こしていました。

その為、出血を止めるために、
ビタミンKを含めた、凝固に関係する因子が欠乏し、
相対的に、ワーファリンの効果が増した為に、
出血傾向が表れたのだと考えられます。

今回の患者さんはワーファリンを中止し、
ビタミンKを補給したら、
次の日より出血傾向が改善し、
1週間で退院の運びとなりました

本当に良かったです。

昨日は外来に100人以上の患者さんが来られ、
午後には、またもや下血で来られた患者さんに対し、
大腸カメラを行ない、虚血性大腸炎で、
緊急入院してもらいました。

外来には、色んな疾患の患者さんが来られますので
日々、様々な疾患に対する知識や経験が求められます。

今日も色んな患者さんが来られることでしょう・・・。

気合入れてガンばりますか!

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