・・研究の世界・・

2015.01.16

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みなさん、おはようございます。

研究の世界は厳しい!

研究の世界での目標は

ヒトを理解する事
病気を理解する事で

いかに人類に貢献するか
学問に貢献するか

だと、僕は考えています

研究者の基本的な仕事は
研究をし、それを論文にし
数ある雑誌社へ投稿する
です

どのように研究者の仕事が評価されるかは
どの雑誌社に論文を掲載させることができたかが
一つの指標です

雑誌社によって
論文が掲載される難易度が違うのです


その難易度をインパクトファクター
呼びます

科学研究の雑誌社は世界に6000以上ありますが・・
その中でトップに立つのが

ネイチャー、セル、サイエンス
と呼ばれる雑誌社です

インパクトファクターは、20 pointを超えます
と言っても基準が分からないので、
20 pointが高いのか低いのか分かりにくいと思いますが・・・

通常、各分野の最高レベルの雑誌社が
10 point
その雑誌社に論文を掲載できれば
一人前の研究者・・?かな・・・という感じです

例えば、(分かりませんが・・・)
オリンピックに出場するくらい?
な気持ちです

この様なネイチャー、セル、サイエンスクラスの雑誌社に
採択される論文は10%以下です

ちなみに日本からこの様な雑誌社に
論文が掲載されるのは
年間
1%程度の様です

気合を入れて研究をしている
研究室は
やはりここを目指します

僕はまだまだ
こんなレベルを狙うまでにも達してないのですが

僕の研究室のボスは
いつもここを見据えて研究をしています

その姿勢、貪欲さ、スピリッツは
本当にすごいといつも思います

研究の世界で
生き続け、生き残ってきただけの
強さがそこに感じられます

この様な強さ、姿勢は
何故か、僕が初代である父に感じていた
強さ、姿勢にも似ています

一流と呼ばれる人、特有のオーラでしょうか?

研究の世界で生き残るには
良い研究をし、その成果を良い雑誌社に載せ
・・グラントと呼ばれる研究資金を獲得する必要があります

研究資金が底をつくと
いくら教授であっても、
研究室は閉鎖され、教授は職を失います
(日本では、職を失うことまでは無いかもしれませんが・・)

かなりシビアな世界です

研究資金の獲得には、常に他者と競争をして
資金を獲得する事になるので
・・・取るか、取られるか・・・
という闘いが常にそこにあります

また、研究をしていると、
同じ分野で同じ研究をしている他の研究室が
あり、これをコンペティターと呼びます
・・いわば、敵です

同じ分野で同じ研究をされていると、
論文発表で先を越されてしまうと
全てが台無しになってしまいます

研究では“新規性”がとても重要なのです
新しい発見がすべてです
二番煎じはいりません・・・

数年かけて研究していた成果が
あと少しで完成のところで、
他の研究室に先を越されて・・
という事もあります・・

そうすると、その数年かけた研究は
かなり価値が無くなってしまいます
(もちろん学問の意味では意味はあると思いますが・・)

そんな研究の世界・・・
シビアです
生半可な気持ちでは踏み入れるべきではない領域です
・・・・

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