巨大肝癌切迫破裂、肺転移、その5

2011.06.09

おはようございます。

昨日、患者さん及び奥さんに、一昨日の手術のこと、
今後の治療予定について説明しました。

ひととおり、肝内の癌は一応治療したこと、
今後は、肝機能の回復を待って、肺転移の治療にはいること
いままでに、シスプラチン300mg、エピルビシン150mgの
大量の抗がん剤を使用したので、肺転移にも効果を
期待していることなどを説明しました。

そのなかで、私の医院に来るまで入院していた
市内の大きな癌拠点病院の説明(ムンテラ)および態度には
驚きました。

患者さん達に、なにひとつ治療した形跡もないのに
できることは、総てした。後はUFTという単独では
ほとんど効果の無い抗がん剤で経過を見ると説明したそうです。

その病院に入院時、肝左葉の多数の転移巣は無かったとのことで
もっと積極的に治療するべきだったと思いますし、
もし、自分の病院で治療できないなら、他の病院や私の医院を
紹介するべきですし、患者さんの状態、予後をもっと
正確に説明するべきです。

生死にかかわるムンテラに、うそやごまかしがあってはいけません。
患者さんの家族が路頭に迷います。

癌の患者さんは、大学病院や、大きな病院を選びがちですが
きちんと治療成績を公表している病院を選ぶべきです。

ただ、治療死(手術死亡)を除いて、生存率を出している病院も
ありますので、セカンドオピニオンは必要です。

さて、今日は手術が1例ありますので、
ガン張ります!

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