肝ガンの原因について「C型、B型肝炎」

2010.02.08

こんばんは。

先週、「早期肝ガンについて-2」の中で
患者様より大事なご質問を頂きましたので
今日は「肝ガンの原因について」お話をします。

【ご質問内容】--------------------------------------------
姉が、30年前に事故で、輸血をして、C型肝炎に感染しました。
C型肝炎は肝硬変・肝癌に移行するとききましたけど、
本当ですか?
以前インターフェロンは、適応外の肝炎でした。
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肝がんは、日本人のがん死の第3位を占めるほど
多い「がん」ですが、
約70%はC型、約10~15%はB型の
慢性肝炎、肝硬変から出てきます。

残りはB、C以外の慢性疾患(アルコール等)や
最近では糖尿病等との関連もあると言われています。

C型は針刺しや輸血でうつります。
うつりますと自然には治りにくく、ゆっくりと進行し、
20年~30年の期間を経て「肝ガン」を発症します。

C型は大きく分けて、
ⅠグループとⅡグループの2つに分かれますが、
治療は週に1回のIFN(インターフェロン)と
リバビリン製剤の服用で行います。

Ⅱグループは、約半年の治療で80~90%は治ります。
Ⅰグループは、約1~1.5年の治療で60%は治ります。

C型は、日常生活ではうつりにくい肝炎ですので
はずかしがらずにご相談に来られて下さい。

ガンちゃん先生の医院では、
既に430人以上のC型の患者さんに
IFN(インターフェロン)治療をしてきています。

ご質問の回答ですが
『C型肝炎は肝硬変、肝がんに移行していきますので
インターフェロンの治療は一度は試した方が
よい治療と思っておりますが、いろんな副作用もあります。

お姉さんが本当にインターフェロンが出来ないのか、
必要でないのかは実際に診させて頂かないと
わかりませんので、出来れば一度診察させて頂ければ
幸いです。』

ガンちゃん先生より

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