難治性腹水の治療、デンバーシャント

2012.11.17

おはようございます。

昨日は、忙しい休日でした。
手術の説明に行き、そのまま難治性腹水で
だんだん食事も摂れなくなってきた患者さんに
デンバーシャント(腹腔、静脈シャント)を入れました。
デンバーシャント
右の上腹部に皮膚切開を入れ、皮膚ポケットを作り
1方弁を挿入し、太い腹腔カテーテルを穿刺挿入し
静脈カテーテルをそのポケットから皮下を通して
鎖骨下静脈から下大静脈に入れるという手術でした。

実際やってみるとなかなか大変でした。
静脈カテーテルが太く、12Fr.のダイレーターを
鎖骨下静脈に挿入するのは勇気が要りました。
3時間ほどかかりましたが、なんとか無事に済みました。

肝硬変がひどくなり、腹水が溜まるようになりますと
利尿剤やアルブミンの投与などで治療しますが、
そのような治療に反応しなくなると、難治性腹水と
なりますが、デンバーシャントは上手くいくと
大きな力になりますが、DIC等の副作用もあり
注意が必要です。

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