エビデンスベイスドメデイシンの落とし穴

2012.07.16

おはようございます。

昨日は、上野動物園のパンダさんに会いに行き、おくやみを
伝えるつもりでしたが、4女が熱を出しましたので、
早く帰宅しました。

最近は、エビデンスに基づいた医療(エビデンスベイスドメデイシン)が
重要視され、論文も前向き比較試験や、幾つもの論文をかってに集めて
比較検討するメタアナライシスをした論文がエビデンスの高い論文として
採用されやすい傾向にあります。

しかし、これらはお薬の効果などを見るには良い方法だと思いますが
ガンの治療法を検討するさいには不都合なことがあります。

例えば、肝癌ではなにを早期肝癌というのかさえはっきりしません。
欧米では、very early cancerという言葉がいまだに使われています。
当然、ガンの性質のないものを治療すれば治療成績は良くなります。

おなじ治療でも、施設や人が違えば、技術ややり方が異なります。
私の門脈動脈同時塞栓療法のように、新しいやり方で最高に近い
治療成績が得られ、安全性が高いことを報告しますと
数を増やしてその効果と安全性を確かめていく、次の報告は
しやすいのですが、安全性に疑問をもっているRFAとは
倫理上、無作為に患者さんを割り当てる比較試験はできません。

私の治療の第2報をHepatologyに送りましたが、前向き比較試験
でないからとの理由で採用されませんでした。

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