当世医者事情、その2)

2011.07.18

おはようございます。 

やったーやったー!!!
なでしこJAPAN世界の頂点ですね。
あのアメリカの猛攻によく耐えて、最高の勝利でした。

さて今日は、医学教育の問題点をお話したいと思います。

晴れて医師となり、2年間
各科を回り、医局に入り、優秀で余裕のある医師は
4年間大学院に入り(その間無給です。)、バイトをしながら
医局の雑用をしながら、博士になるために、
主にねずみ相手の研究をします。

晴れて博士になり、医局で上を目指しますと
約2年間、留学をします。多くの医師は、その後、助手、講師
助教授となり、多くの論文書きをし、運が良ければ、教授となります。

ですから、狭い専門分野しかしらず、
ほとんど臨床経験のない教授が生まれます。

教授になれば、日本の大学のほとんどは
定年まで、途中の審査なく教授のままです。
教授は、文部教官で、薄給で雑用が多いのです。そのうえ
研究費用はすくなく、中央の力のある教授が配分を決めます。
それで、多くの臨床系の教授は、薬屋さんと結託して
薬を、日本の保険制度に採用する研究(?) が主な仕事に
なります。手術のへたな、外科系の教授も多くいると聞きます。
このような人達が、日本の医学教育の中心となります。

多くの日本の病院は、医師の確保を大学に頼っていますので
教授になれなかった人達が、市中病院の部長となります。
そして、ミニ大学医局が、運営されます。

ですから、一部の専門知識しかなく、臨床経験の少ない
医師が、巷にあふれます。
レントゲン写真も充分に読めず、アンギオは放射線科医師に
まかせぱなしで、RFAも若い医師にまかせぱなしの医師が
その地区の肝癌の専門家であることが多いのです。
その上、それらの若い医師や、放射線科の人達も
医局の都合で、自分たちの治療の結果も知らないまま
あちこちの病院を回ります。

教授の任期途中での資格審査制度を作り、厳しくして
若い有望な人達、市中病院で本当の実績をあげている
医師達に、もっとチャンスを広げるべきでしょう。

暑い日が続きますね。
みなさん体調管理には、くれぐれもご注意ください。

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