色んな肝臓癌治療

2015.12.07

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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は
だいぶ冷えましたね・・・

日本の冬も寒いです。
特に家の中が寒い・・

今日の記事は
先週参加した学会での話です


他の病院で治療をされた
肝臓癌の患者さんの症例報告がありました



癌が門脈内(Vp2-3)に入り込んだ
ステージ4aと呼ばれる肝臓癌

根治治療を目指し、
積極的な治療を行い
長期生存が得られたという発表でした



癌を抑える事が出来ていて、
患者さんが長生きされているので、
非常に良い事だと思いますが・・・・



その積極的な治療の手段
びっくりしてしまいました


まず、門脈に入り込んだ癌に
肝動脈塞栓術を行い
(ここまでは岩本内科でも行いますが・・・)、


その後、
門脈内に入り込んだ癌を
エタノール注入療法と
ラジオ波治療で
根治治療を行いました・・・


と報告されていました


・・・・
・・・・
びっくりです
・・・・
・・・・


ラジオ波治療というのは、
癌を針で串刺しにして
圧がかかっている状態で
癌を焼いていく治療方法です


癌が門脈内に入り込んでいる状態で、
焼く際に圧がかかると、
門脈内は圧が低いので、
肝臓全体に癌が飛んでいく危険性があります



また、エタノール注入療法は、
ラジオ波治療が流行る前にされていた
根治性が低い治療方法です・・・




うまく長期生存が得られたから
良かったですが、
非常に驚きました

ちょっとリスクが高い
治療選択かなと思いました・・・



この症例の場合、
僕であれば・・

根治性を上げたいのであれば、
“門脈動脈同時塞栓療法”を

周囲の再発を抑えていくのであれば、
“New-FP療法”

肝動脈塞栓術に加える治療法とすれば
放射線療法を選択します



治療方法の選択は
医師に任されている傾向にあります

安全かつ確実な
良い治療選択を
提供する必要があります


今週も、
大変な治療が待っています


質の高い治療を
提供できる様
ガンばっていきます!



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