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スウェーデンの森にすむ・・・怖い生き物とは？？

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スウェーデンには
たくさんの自然が溢れています

そして、スウェーデン人は
自然をとても愛する民族です
夏はベリー摘み
秋はキノコ狩り

ですから,
日本に比べ森を楽しむことが非常に多いのです

しかし・・・・
スウェーデンを始め
ヨーロッパ・・ロシアの森は
気を付けないといけない事があります

みなさん、分かりますか？？
・・・・
最近は日本でもだんだん問題になってきている生き物の存在です
・・・
それは・・・
ダニです！！

　Wikipediaから参照
気分を悪くされる方がいるといけないので、小さな画像にしました

森にはたくさんのダニがいます
そのダニの一部に
ヒトに病気を起こすウイルス・細菌がいるのです

具体的には
ダニ媒介性脳炎ウイルス
と
スピロヘータと呼ばれる仲間の細菌です

どちらも脳炎をひき起こしうる病原体で、
時には死に至る非常に怖い病原体です

これらの病原体をもつダニもかなり多いようで・・
僕の友人家族も
森にベリー摘みに行った後に
ダニに噛まれているのを発見し・・
その数日後にスピロヘータという細菌によっておこる
ライム病にかかりました・・・
ちゃんと抗生剤で治りましたが、とても怖い状況です

・・・かく言う、僕も
２年前、キノコ狩りに森に行ったあと
その日、シャワーを浴びているときに
・・・おへその上に・・・
一匹のマダニが食いついているのを発見しました

慌てて、除去しましたが・・・・
・・・・
ちょうどそれから１週間後、
４０度の発熱と
激しい頭痛に襲われました
・・・
マダニ媒介脳炎ウイルスの特徴は・・
マダニに噛まれた後、１週間後に
激しい頭痛とともに高い発熱・・
その後、２０％は脳炎症状を発症し
そのうちの５０％は助からない
残りの５０％は何らかの後遺症をがでる・・という事です。

ですから、僕自身けっこう本気で
やばいかなぁと思いました

幸い、２日症状が続きましたが
何もなく、回復したので・・・
本当にそのウイルスだったのかどうかも分かりませんが・・・
とにかく本気で心配したのを覚えています

このウイルスに対しては
ワクチン接種がスウェーデンでは出来ますので、
ヨーロッパで森に行かれる用事がある人は
（そういう人もなかなかいないとは思いますが・・）
気を付けて準備をして行かれたほうがいいと思います

海外に来ると、
こういう日本では経験しないことも
経験できます
何もなければ、いい思い出にもなるのですが・・
何かあるとすると、本当に怖いことです

岩本内科医院では、医師・看護師さんを募集しております。
ご興味のおありの方は是非、ご連絡下さい。

　

久々お料理記事・・・ガンちゃん風ボンゴレビアンコ

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

昨日、山口院長先生がご紹介した
神経内分泌腫瘍の患者さんは
劇的に門脈動脈同時塞栓療法の効果が出ているようで
本当に素晴らしいです！！

神経内分泌腫瘍は
治療するのが非常に困難な事が多い腫瘍です

さて、今日は久々のお料理記事です

スーパーでアサリを見つけたので
今日はアサリを使ったパスタにしましょう

アサリはこちらでは
あまりみかける貝ではありません

主流はやっぱりムール貝です
値段もムール貝が１００円なら
アサリは３００円という感じです

アサリはこちらでは高級な貝の様です
ブログの記事の為に・・
高級な買いを使わせて頂きました(笑)

食材（３－４人前）
アサリ20個
ベーコン

ではでは、レシピです

アサリは砂抜きをしておきます

まず、にんにくを包丁の腹でつぶし刻みます
そして、オリーブオイルで色が変わるまで熱します
コロコロベーコンを150gほど
入れ、中火で脂を引き出します

そこに、アサリを投入します
強火にし、
白ワインを半カップほど入れ
蓋をして、蒸します

最初のアサリの殻が開き始めたら、
火力を少し下げ
蓋を取り、
開いたアサリは一度外に出しておきます
（火の通り過ぎを防ぐためです）

全てのアサリが開いたところで
ソースに削ったチーズを入れます

一方パスタを
ちょい固めで茹でておきます

パスタが茹で上がる手前で
外に出しておいたアサリを
再びソースへ入れ・・・

そこへ、パスタを入れ
ソースと絡めます

ネギをパラパラふりかけて・・

完成です！

ガンちゃん風ボンゴレビアンコ・・・

なるべくアサリの味を
大事にしたレシピにしました

こちらのアサリの身は
なかなかぷりぷりとしていて
美味しいです

今週、こちらでは
とうとう初雪が見られました

過酷な冬がもうすぐまで
やってきています

そう考えるとぞっとしますが
これも最後の経験だと思うと
乗り越えられそうです

皆様、よい週末をお過ごしください・・
山口院長先生も
少しでも体が休めますようにと
心から願います

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新しい血管を詰める薬剤・・・ビーズ

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

肝動脈塞栓術、
当院における門脈動脈同時塞栓療法は
肝臓がんを栄養する血管まで
カテーテルを用いて到達し、
リピオドールと呼ばれる油の造影剤と
エビルビシンなどの抗がん剤を混ぜて
癌の血管内へ注入します

その後、血管を完全に塞栓する為に
ゼラチンスポンジと呼ばれる塞栓物質を流し、
肝臓がんの栄養血管を完全に遮断します

そうする事で、肝臓がんを壊死させます

近年、薬剤開発の進歩によって
新しい塞栓物質が登場しました

それは、薬剤溶出性ビーズ(Drug eluting beads; DEB)と呼ばれるものです

球状のビーズ内に抗がん剤を含有させる事ができ、
血管を塞栓する効果と、
ゆっくりと抗がん剤を放出させる事ができます

認可された薬剤は
ヘパスフィア、エンボスフィア、DCビーズの
3種類です

DCビーズはあらかじめ
エピルビシンと呼ばれる抗がん剤が
最大量含まれているビーズ

ヘパスフィアは、治療者が抗がん剤を選んで
ビーズ内に入れる事ができます

エンボスフィアは抗がん剤を含まず、
血管径に合わせてビーズのサイズを選ぶことができます

これらビーズを塞栓物質として用いた肝動脈塞栓術の
効果は如何ほどのものでしょうか？？

海外での研究においては・・・
いくつかの報告があるのですが・・・

従来のリピオドール、ゼラチンスポンジを用いた
肝動脈塞栓術と
癌を抑える効果は同等
・・もしくはやや優れている
そして、
大きな差として挙げられているのが、

肝障害を中心とした副作用が
従来の肝動脈塞栓術より
少ないと報告されています

これは、ビーズから放出される
抗癌剤がより緩徐に放出される事などが
影響していると考えられています

初代が考案した
門脈動脈同時塞栓療法においても
このビーズが塞栓物質として使用できるのか・・
これは検証する必要がありそうです

いずれにせよ、
進行肝臓がんの治療に
新しい選択肢が増える事は
大変すばらしい事です！

少しでも、肝臓癌克服の為の
一歩になることを願います

岩本内科医院では、医師・看護師さんを募集しております。
ご興味のおありの方は是非、ご連絡下さい。　

「日本一のちゃんこ鍋・・・！」

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おはようございます。山口です。

先日は、医院の職員と
患者さんが大将をされているお店に行ってきました。

大将が岩本内科に来た時には、
既に進行した肝癌も
肝硬変も腎不全もある状態でしたが、
初診からもう2年になり、今も病気と闘っています。

本当なら、寝込んでてもおかしくないくらい
しんどい時もあるはずです。

そんな状態でも、いつも明るく振る舞われ、
今もお店で活躍されています。

お店は築130年の歴史ある建物で、
福岡ミシュランにも掲載されています。

料理はどれも美味しく頂きました。

そして、何より大将とゆっくり
お話しさせてもらったことがとても嬉しかったです。

大将の言葉で印象的だったのは

「患者は医療をただ、受けるだけではなく、
自分自身の心も大事なんです。」

「心まで病んでしまったらいけないんです」

ガンと戦うにあたり、諦めかけたこともあったそうです。

それでも自分で考え方を変えるように努力されたそうで・・・、

「今は迷いなんてないんです。」
・・・と明るく話されていました。

そして、料理を作られている時の大将の目は
真剣そのもので、
大将の心がこもったちゃんこ鍋は
それはもう、
日本一美味しかったです。

そんな大将に信頼してもらい、
自分の医療が提供できることを
本当にありがたく感じました。

自分の精一杯の医療を
自信をもって提供し、
大将にはこれからも、
まだまだ活躍して、
長生きしてもらいたいです。

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医療費・・・スウェーデンと日本の違い

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

記事を再開しようと思ったものの・・
何から始めたらいいものかと
悩んでしまいます

昨日の山口院長先生の記事は、
最低限必要なコトは保障してほしい・・・という
記事でした

岩本内科医院で行っている
門脈動脈同時塞栓療法では、
癌だけを選択的に治療出来るように
カテーテルを変えたり、ガイドワイヤーを変えたり
あの手この手でベストの結果を得る努力をします

もちろん、患者様の命を延ばすために・・・

それなのに、過剰な治療とみなされて保険に適用されない
それなら、それ以上の努力はしない方がいいのか？という事になってしまいます

不思議な制度です・・・

もちろん、無駄な医療費は削減されるべきです
どこに無駄があるのか・・
そこをクリアにして、しっかりと削減すべきですが・・・
本当に必要な医療費はしっかりと確保されるべきだと思います

一方、スウェーデンの医療ですが・・・
スウェーデンでは移民も含めて全員が医療を安価で受けることができます

しかし、日本と大きく違うのは
徹底した医療費削減が行われている事です

滅多なことでは、薬をもらうことは出来ません
例えば、
日本では抗生物質を処方してもらうことは
頻繁にありますが・・
スウェーデンでは相当重症でないと抗生物質は貰えません

日本では冬になると
こぞってインフルエンザワクチンを打ちますし、
インフルエンザにかかると、抗インフルエンザ薬を貰いますが
スウェーデンでは、ワクチンも打ちませんし、
抗インフルエンザ薬も健常人には使いません
・・・というか、インフルエンザの検査もほとんど行われません

日本では、すぐに血液検査、レントゲン、ＣＴなどの検査が
受けられますが、
スウェーデンでは、紹介状がないと
検査ができる病院には行けません

岩本内科医院で行っている様な
特殊治療も
決まった病院のみでしか受ける事は出来ませんし、
一年間で行える治療数も決まっている様です

従って、スウェーデンの医療は
全員が保険で賄われている代わりに
受けられる医療は
かなり絞られたもののようです

日本では、保険で賄いながらも
ほとんど絞られていないため
莫大な医療費になってしまっているのでしょう

スウェーデンの様に絞りすぎるのも非常に問題はありますが
日本もある一定の制限は必要だと思います

不必要なものをクリアにし、
必要なものにはしっかりとしたサポートが出来る
その様な制度が理想なのでしょうが・・・
なかなか難しいところだと思います

岩本内科医院では、看護師さんを募集しております。
ご興味のおありの方は是非、ご連絡下さい。

　

２代目ガンちゃん先生・・改めてガンばります！

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

２代目ガンちゃん先生です

諸事情と・・
その影響で体調が優れなかったので
ブログがアップできませんでした
ごめんなさい

山口院長先生はアップを続けて下さったので
本当に有難かったです
ありがとうございます！

また、記事を再開しますので
ぜひ、ぜひ・・よろしくお願いします！！

改めて再出発です
ガンばりますか！

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「北九州が生んだ“本物の職人達”・・・！！！」

こんばんは。山口です。
今日は朝のアップが出来なかったのでこんな時間に書いてみました。

先週の金曜日は幹部の皆と「もり田」というお寿司屋さんに行ってきました。

大将はなんと、もうすぐ80歳になられる方ですが、
今でも全国から
大将の握る寿司を求めてお客さんが集まります。

大将の握るお寿司は、
すだちで食べる、塩で食べる、
ときに旨みを重ねて・・・
そしてトマトやアボガドを使った握りなど
遊び心も忘れず、飽きの来ないお寿司で、
どれも美味しく、
楽しく頂けます。

そして何より、
気さくな大将の心遣いが
お寿司だけでなく、
お店の隅々まで行き届いており、
そこにいるだけで幸せな気持ちになれる
素晴らしいお寿司屋さんです。

そんな大将は今でも
色んな所で食べた料理を寿司に出来ないか・・・
いつも考えているそうです。

何歳になっても勉強し、考え、楽しみ続ける姿勢には
本当にたくさんのことを学ばされます。

また、寿司を握ってもう60年近く・・・
「私は職人ですから、例えば、後ろの絵が少しでもずれてたらそこで終わりだと思って毎日仕事してます」
と大将のお言葉・・・！

初代ガンちゃん先生も自分のことをよく
「寿司職人のような気持ちで仕事している」と言っていましたが、

大将であれば“お寿司”を・・・
初代ガンちゃん先生であれば“医療”を・・・
お客さんや患者さんの為に、
命を込めて
“最高のモノ”を提供し続ける・・・！

もちろん、その過程は苦しいことも、
辛いことも沢山あったはずです。

それでも一つのことを
何歳になっても学び、
楽しみ続けることが出来る人こそ
“本物の職人”になれるんだと思います。

僕は岩本内科で修業して10年になりますが、
ここからが、　“本物”になれるか
一日、一日
試されています。

「もり田」の大将のように・・・！
初代ガンちゃん先生のように・・・！！
僕もいつか
“本物の職人”に
なりたいものです。

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スウェーデンの秋の味覚・・・カンタレーラ

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

昨日の山口先生がご紹介されたような方は
本当に悩みます

一つ、血中のビタミンKのレベルを
測ってみるのも除外診断にはいいかもしれません。

この患者様がどうかは私は診ていないので
分かりませんが・・
飲酒量が多い方は
食事が偏りがちになってしまいます

PIVKA-IIという肝臓癌の腫瘍マーカーは
肝臓癌で上がりますが・・
ビタミンK不足でも上がります
ですので、確認する必要はあるかもしれません。

しかし、ビタミンK不足だろう・・という事で
肝臓癌を詳しく探さなければ・・・
気付いた時には時すでに遅し・・・となってしまいますので、
今回山口院長先生がされた様に、
一番検出力の高い検査で、くまなく探す事がとても大切です

さて・・・
本日は・・・

スウェーデンの秋のご紹介です

それは・・・
キノコ狩り♪♪

この時期、スウェーデンの森には
キノコが溢れます

そして、スウェーデンの森は
国の所有なので
誰でも入ってよいし、
キノコも採り放題！！　

天然の森へ・・GO！！

毎年の研究室の恒例イベント
キノコ狩りに行ってきました

ボスがとてもワイルドな男でして(笑)
そういうイベントが大好きなんです

どんなキノコかと言いますと・・・
日本ではあまり見かけない
カンタレーラという種類です

日本ではあんず茸と呼ばれるそうです

茶色の真ん中に穴が開いているものが
トラットカンタレーラ

黄色いものが別の種類の
カンタレーラ

こっちの方が貴重で・・美味しいです♪

けっこうな高級食材で
茶色のキノコが
1kg 2000円
黄色のキノコが
1kg 3500円
けっこういい値段です！

森には・・
びっくりするほどたくさん生えてます

まさに、宝探し感覚で・・・見つけた時の喜びはたまりません

妻も連れて行ったのですが
二人で3 kg分くらい取りました(笑)

僕のボスは・・・
なんと15 kg！！
売るつもりなのでしょうか(笑)

このキノコを
スウェーデン人はバターで焼いて
トーストに乗せて食べます・・・

ボスはチキンと一緒に
醤油とその他調味料で
スープを作ります
これが、本当においしいんです。

僕はこのキノコを使って
パスタを作ります

それは、またご紹介させていただきますね。

キノコ狩り
スウェーデンの良い思い出になりました

しかし、スウェーデンの森には
危険な生き物もいるんです・・・
それはまた、後程ご紹介します

それでは、みなさん
よい週末を、お過ごしください。

岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のおありの方は是非ご連絡ください。お待ちしています。

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ブログ更新・・忘れてました（汗）・・・

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

おはようございます。

今朝は、昨日から締切りのある仕事などがあって
すっかりブログの更新の事を忘れてしまっていました（汗）

朝から訪問して下さった方には・・申し訳ありません。

スウェーデンの気候は・・ずいぶん冬の雰囲気が漂って参りました。
まだ10月なんですけど・・・

今朝の気温は5度です。
そして、もう朝は暗いのです。
朝が暗いので、起きるのが辛い（涙）

太陽の明るさでの目覚めは、
しばらくお別れです。
だんだん慣れてくると思うのですが・・

また記事をアップしますので、
今日はこのくらいで失礼させて下さい・・・では、では。

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基礎研究・臨床研究に取り組む姿勢・・・初代からの訓示・・・

本日もご訪問頂き、ありがとうございます！

みなさん、台風大丈夫でしたか？
日本から離れていますと
すごく心配になります。

以前の記事で腫瘍には
癌細胞だけでなく
他にも数多くの細胞が関わっている事を紹介しました。

それについてよくまとめてある論文を見つけましたので
本日はご紹介いたします。
Nature medicineと呼ばれる一流誌のレビューです。
ご興味の無い方には、申し訳ありません。

図に示すように、癌細胞以外の多くの細胞が
癌の進展に関わっています

癌細胞を抑制する免疫と
癌細胞の増殖を助ける細胞たちが深く関わっています

そして、下図の様に

癌細胞が生まれ・・・
癌細胞を抑制しようとする免疫から逃れ、
増殖していき・・
増殖の過程で、栄養を確保するために
血管を誘導し、
誘導された血管へ入り込む。

血管内へ侵入した癌細胞は
血流に任せ、他の臓器へ運ばれ、
その場所で、血管外へ侵入し
・・そして、他の臓器でまた増殖する
転移と呼ばれる過程です

この過程に多くの因子・現象が関わっている事が
分かってきてはいるのですが・・

どうしてかな・・いまだにこの過程を制御する事ができません！
悔しい限りです！！

まだまだ医学の発展が足りないという事でしょう

初代ガンちゃん先生が口を酸っぱくして
言ってたのを覚えています

“研究のための研究をするな！
常に患者さんで起こっている問題点を
解決できる研究をしなさい！！”

なるべく多くの研究者がこの様なスタンスで
研究に取り組めば、一つずつ患者さんで起こっている問題が
解決されていくのでしょう

僕もこの言葉を忘れないようにして
基礎研究も臨床研究も取り組むようにしなければなりません
少しでも患者さんへ寄与するために・・です。

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